好きだけど付き合いたくない…。複雑な気持ちの原因と対処法

目次1 好きだけど付き合いたくない…その心理は?2 好きだけど付き合いたくない女性心理3 好きだけど付き合いたくない男性...


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好きだけと付き合いたくない…これは矛盾した気持ちに思えますが、実はその裏にはさまざまな理由がひそんでいるものです。好きな女性からそのセリフを言われた際は慌てず騒がず、まずはその理由を紐解いていくようにしましょう。

好きだけど付き合いたくない…その心理は?


好きだけど付き合いたくない…そんな相反する気持ちに覚えがある人もいれば、どんな心理状態なのか見当もつかないという人もいるでしょう。

まずは『相手のことは好きだけど、恋人にはなりたくない』という、一見すると矛盾しているように思われる心理を紐解いていきます。

自分の自由時間を確保したい

カップルとしてお付き合いをするとなると、休日にどちらかの自宅に遊びに行ったりデートに出かけたりと、お互いに相手のために自分の時間を割くことになります。

好きな人と一緒に過ごす時間は、基本的に誰にとっても楽しいものでしょう。しかし、それが自分の自由につかえる時間を圧迫するようになるのは避けたいと考える人もいるのです。

1人の時間や友人と過ごす時間、趣味や自分磨きにつかう時間を確保できなくなるかもしれないという不安から、好きな人が相手でも付き合いたくないと思うケースです。

いつか別れることが怖い

晴れて好きな人と付き合うことができても、一生添い遂げられるとは限りません。いつか訪れるかもしれない別れを恐れるあまり、最初から関係を始めないという選択をする人もいます。

後ろ向きな考え方だと思われるかもしれませんが、相手のことが好きであればあるほど、どうしても別れなければならないとなったときにはつらいものです。

過去に痛ましい別れを経験してトラウマになっている人であれば、自分の心を守るために『好きだけど付き合わない』という結論になってもおかしくはないと言えるでしょう。

他にも好きな人がいる場合も

同時に2人以上の人を好きになるというのも、めずらしいことではありません。彼氏・彼女がいる状態であればまだしも、自分自身がフリーの状態であれば、気になっている人が複数いてもそれだけで問題にはならないでしょう。

「他にもっと好きな人がいる」「どちらのほうがいいか、まだ決められない」といった理由から、好きな人からの告白を断るケースが考えられます。

この場合、嫌いだから断るというわけではないため、恋人候補としてキープしておこうと、あえてあいまいな返事をすることもあるようです。

好きだけど付き合いたくない女性心理

 

好きだけど付き合いたくないという心理は男女共通のものですが、その理由には男女間で傾向の違いが見られるようです。

あなたが好きな女性が「好きだけど付き合いたくない」と考えていたとしたら、どんな原因が考えられるのでしょうか。女性が好きだけど付き合いたくないと思う理由やシチュエーションを見ていきましょう。

男性の経済状態に不安がある

相手の男性の経済状態に不安があると、恋愛感情があってもお付き合いに踏み出せないという女性は少なくありません。男性に経済的な余裕がないと、休日の過ごし方やデートの行き先などを決める際に、2人の希望が一致しなくなる可能性が高くなるからです。

結婚を前提とした交際を望んでいる女性であれば、パートナー候補の経済力を重視する傾向はますます強くなります。もちろん結婚はお金がすべてではありません。しかし、2人の将来を考える上で、無視するわけにはいかない重要な要素でもあります。

面と向かって本人に伝えられるような理由ではないですが、意外に多くの女性が気にしているポイントです。

年の差が気になっている

自分よりも一回りも年下・年上の男性から告白を受けた場合、たとえ相手に対して好意的な印象を持っていてもお付き合いにはためらいを覚えるという女性は多いでしょう。

『愛があれば年の差なんて』と言えども、年齢が大きく離れていると、価値観のズレが生じやすくなるのもまた事実です。共通の趣味などがない場合、普段の会話の話題にも困ってしまいます。

相手から子ども扱いされたり、逆に母親のような役割を求められたりする事態を避けたいと思っているのかもしれません。

好きだけど付き合いたくない男性心理

 

次は、男性が好きだけど付き合いたくないと思う理由や、シチュエーションを見ていきましょう。もちろん個人差はあるものの、女性の場合とはまた違った特徴があるようです。

仕事優先になることが分かっている

『近いうちに遠方に転勤することが決まっている』『プロジェクトが多忙で会う時間が取れない』など、仕事の都合で自分も彼女も寂しい思いをすることになると分かっている場合、好きだけど付き合わないという決断をする男性は少なくないようです。

どんなに彼女のことが好きでも、だからと言って仕事を投げ出すわけにはいきません。仕事と恋愛を両立するのが難しい状況では、好きな女性からの告白であっても気軽にOKを出せないということでしょう。

自分とは釣り合わないと感じている

相手の女性に強い魅力を感じていても、その女性が職場の高嶺の花的な存在であったり、男性顔負けのキャリアウーマンであったりする場合、「自分にはとても釣り合わない」と尻込みしてしまうことがあります。

いわゆる『憧れの人』的な存在であり、相手に対して好意を抱いてはいても、恋人として隣に立っているとことは想像できないということなのでしょう。

また、男性の中には、「彼女を守ってあげたい」という欲求を持つ人も少なくありません。そのため、自分よりも仕事で成果を出しているような『強い』女性が相手だと、引け目を感じて身を引いてしまうことがあるようです。

付き合いたくないと言われたときの対処法

 

好きな女性から好きだけど付き合いたくないと言われたら、びっくりして頭が真っ白になってしまうかもしれません。しかし、そういうときこそ冷静に対応することが大切です。正しい対処法を覚えておきましょう。

理由があることを理解する

女性が好きだけど付き合いたくないと答えるときは、必ず何か理由があるはずです。「すぐには諦めたくない」「もう一押し頑張ってみたい」と思うなら、まずは彼女が付き合いたくないと答えた理由を探ってみましょう。

本人に直接確かめるのがもっとも確実ですが、パニックにならず、あくまで落ち着いた態度で尋ねるようにしてくださいね。「好きなのに付き合えないってどういうこと!?」「そんなのおかしいよ!」などと、問い詰めるような口調で迫るのはNGです。

責めるような言い方をすれば、彼女の心はますますかたくなになってしまうでしょう。理由をきちんと確認して、彼女が抱いている不安や懸念について2人で話し合うことができれば、恋人としてのお付き合いの道がひらける可能性もあります。

素直に諦める

素直に諦めて、早急に次の恋愛に向けて気持ちを切り替えるのも一つの手です。

「好きだけど」という前置きはあるものの、「付き合いたくない」と断られていることには変わりありません。どうにか彼女を振り向かせようと必死になっても、無駄に終わってしまう可能性もあります。

彼女が好きだけど付き合いたくないと答えた理由によっては、話し合っても解決不可能な場合もあるでしょう。進展を望むのは難しそうだと判断したら、深追いせずに身を引いたほうがお互いのためかもしれません。

必要以上に落ち込まないこと

勇気を出して好きな人に告白したのに断られてしまったら、ショックを受けて当然です。

彼女はあなたを異性として見ていないわけでも、あなたに魅力を感じていないわけでもありません。好きだけど付き合いたくない…つまり、あなたに対して好意を持ってはいるけれど、事情があって恋人関係にはなれないというのが彼女の答えなのです。

そういう答えを得られた自分自身に自信を持って、必要以上に落ち込むことはやめましょう。

今後の展開次第では、彼女の心境に変化が起きて、彼女との関係が進展する可能性もゼロではありません。あまり思い詰めすぎず、気長に・気楽に構えて過ごすようにしましょう。

女性から告白されたときの断り方は?

 

あなた自身が好きだけど付き合いたくないという心境になった場合、好きな女性だからこそ傷つけることなく、穏便にその場を乗り切りたいと思うのではないでしょうか。

女性からの告白を上手に断るテクニックを紹介するので、参考にしてみてください。

相手を褒めながら断る

一世一代の告白を受け入れてもらえないというのは、男女を問わず心にダメージを受けるものです。相手の女性を必要以上に傷つけたくないなら、彼女に対する褒め言葉を添えて断ることをおすすめします。

「気持ちには応えられないけど、あなたのようにステキな女性に告白してもらえてうれしいよ」「きみのような素晴らしい女性には自分は釣り合わない。きっとオレよりも相応しい男性がいるはず」など、相手の魅力を肯定して、女性のプライドを損なわないような言い回しを考えましょう。

この方法を取る場合、「そんなに褒めてくれるのに、どうして付き合ってくれないの!?」と思われないよう、相手の気持ちの深さやさじ加減などを見極めることも欠かせません。

真摯な態度ではっきりと断ろう

どのような方法で女性からの告白を断るにせよ、勇気を出して思いを伝えてくれた彼女に対して失礼にならないよう、真摯な態度で臨むようにしましょう。

「好きになってくれてありがとう」「気持ちに応えられなくてごめんね」といった言葉を添えると、彼女に対するあなたの誠意が伝わりやすいのではないでしょうか。

女性を傷つけまいとするあまり、返事を濁したり引き延ばしたりすることはおすすめしません。真摯な態度を貫きつつ、はっきりと断るようにしましょう。

彼女の気持ちに応えられないのであれば、妙な期待を持たせることなくきっぱりと振ることこそ、本当の優しさと言えます。

気持ちにしこりを残すNGな断り方

 

女性からの告白に対して誤った断り方をしてしまうと、彼女の気持ちに大きなしこりを残すことにつながります。

彼女が職場の同僚であったり、身近に彼女と共通の友人・知人がいたりする場合、告白を断ってからも彼女との関係が続く可能性は高いのではないでしょうか。今後のことを考えて、これから紹介するようなNGな断り方は避けるようにしましょう。

必要以上にきつい否定的な言葉をつかう

好きだけど付き合えないと思うような大切な女性からの告白であれば、断る際にいたずらに相手を傷つけるような言い方をするのはやめましょう。

「きみを恋愛対象として見たことはない」「女性として魅力を感じない」といった直球かつ否定的な言葉は、相手の未練を断ち切るためだとしても口にしないようにしましょう。

何より、自分に好意を持ってくれた相手に対して紳士的にふるまうことは、人としてのマナーとも言えるでしょう。

あいまいな態度で断ったつもりになる

わざわざ相手を傷つけるような振り方をする必要はありませんが、相手のことが好きなあまり、はっきりNOと伝えないのもよくありません。

「ちょっと考えさせて」「すぐに答えが出せない」などと言われたら、相手の女性は「もしかしたら」と期待して、あなたの答えをずっと待ち続けることになります。

もしあなたが本当に迷っているのであれば、自分の気持ちと向き合うための時間をもらうのもアリでしょう。ですが、すでに『断る』と決めているのなら、どれほど言いづらくともその答えをはっきり彼女に伝えましょう。

下手にあいまいな態度を取ると相手の女性を無駄に振り回すことになります。最悪の場合は「さんざん気を持たせておいて、最後には裏切られた」「気持ちをもてあそばれた」と恨まれてしまう可能性すらあります。

真剣な告白をジョークにする

「え、なんの冗談?」「もしかして、罰ゲーム?」といったように、気まずさや居たたまれなさから相手の告白をジョークにして笑い飛ばしてしまうのもNGです。

たとえ相手の女性が「え~、本気なのに~!」「たしかに、こんなのわたしのガラじゃないよね!」などと明るくノリを合わせてくれたとしても、内心では深く傷ついている可能性が高いでしょう。

真剣な告白を笑い飛ばされれば、自分の気持ちを軽んじられたように感じるものです。照れや恥ずかしさに襲われても、相手の真心に対して不誠実な対応は取らないようにしましょう。

まとめ

好きだけど付き合いたくないという気持ちは、今まで一度もそのような思いを抱いたことがない人にとっては理解しがたい心理状態でしょう。しかし、その裏側にひそんでいる理由をきちんと知れば、そうした思いにも納得がいくのではないでしょうか。

もしあなたが好きな女性から同じことを告げられたら、彼女の真意を察して適切に対処することが肝要です。あなたの対応と状況次第では、晴れて彼女と付き合えるようになる未来もありえるでしょう。

反対に、あなた自身が好きだけど付き合いたくないという思いを持った際には、相手の女性からの告白をうまく断る必要があります。不要なトラブルを招かないためにも、真摯な態度で対応するようにしましょう。