目次
告白の返事を保留にされると、相手の真意が読めずに取り乱してしまう人も多いでしょう。ただし、焦って答えを急かしてもよい結果を生みません。彼女からOKをもらえる確率を上げるために、保留期間中の適切な過ごし方とNG行動を押さえておきましょう。
女性が告白の返事を保留する理由
女性が告白の返事を保留する裏には、さまざまな理由があります。落ち着いた気持ちで彼女の答えを待つためにも、その理由を知っておきましょう。
今までの関係を崩したくない
女性が告白の返事を保留する理由としてもっともポピュラーなのが、今までの関係を崩したくないというものです。特に、すでに友人や職場の同僚・上司などとして、お互いに良好な関係を築いていた場合に陥りやすい状況と言えるでしょう。
あなたに対して好意を抱いてはいるものの、「もし別れてしまったら友達にすら戻れないかもしれない」「今のままの関係のほうが気楽に思える」といった不安や葛藤から、煮え切らない返事になってしまうパターンです。
あるいは、「本当は断りたいけれど、関係がぎくしゃくしてしまうのがイヤではっきりと言えない」という場合もあるでしょう。
恋愛対象と考えたことがなかった
今まで相手を恋愛対象として見たことがなかったために、とっさに返事ができないというケースもありえます。
はっきりと恋愛対象外の相手であるなら、悩むことなくすぐに断れるでしょう。しかし、これまでにアリかナシか考えたことがなかったとなると、「ちょっと考えさせて」というように返事を保留せざるをえなくなります。
また、すでに友人や仕事上のパートナーとしての付き合いが長い場合、「今さら異性として見られる自信がない」「付き合ってもトキメキを感じられる気がしない」と不安を感じる女性も多いようです。
実は誰とも付き合ったことがない
『今までに誰とも付き合ったことがない』『年齢＝彼氏いない歴』など、相手の女性の恋愛経験が極端に少ないという可能性も考えられます。
男性とのコミュニケーションに慣れていない女性の場合、恋愛に対しても慎重になりがちです。「まだ相手のことをちゃんと知らないから」「自分の本当の気持ちがよく分からない」など、未知数な部分を残したままでお付き合いを始めることを避けようとする傾向があるでしょう。
付き合うという行為に対して非常に高いハードルを感じているために、すぐに返事ができないというパターンです。
「ちょっと待って」と言われたときの対処法
好きな女性への告白で返事を保留されて、ひどく落ち込んでしまうという男性も少なくないでしょう。ですが、『返事を保留された』と『振られた』はまったく違います。
結論を急ぎすぎたせいでせっかくのチャンスを台無しにすることのないように、彼女から「ちょっと待って」と言われたときの対処法を覚えておきましょう。
その場で返事を急かすのはNG
一世一代の告白に対して「ちょっと待って」と返されれば、誰しも少なからず動揺するものです。その場でいい答えがもらえるはず、と信じていたならなおさらです。勇気を出して思いを告げた身からすれば、返事はすぐにでもほしいでしょう。
ただ、女性側も理由があって返事を保留にする場合がほとんどです。そのため、やみくもに相手を急かすような言動は避けたほうが賢明と言えます。
急かしても望む答えは得られないどころか、「考えさせてもくれないなら、もういいや」と告白にNOを突きつけられてしまう可能性も高いでしょう。
生殺し状態がつらいのはよく理解できますが、「急がなくていいから、ゆっくり考えてみて」くらいの余裕ある大人の態度を示したほうが、彼女からの好感度も上がるはずです。
保留期間を決めておこう
告白の返事を保留にされると、「待つといっても、いつまで待てばいいの？」と不安を抱くのではないでしょうか。
返事を待つ間は、時間の長さが何倍にも感じられるものです。いくら相手の女性の意思を尊重すべきといっても、無制限に待たされたのでは身が持ちません。
好きな女性から告白の返事を待ってほしいと言われたときには、その場で保留期間を決めるようにするとよいでしょう。
一方的に「〇〇日までに答えがほしい」などと伝えると催促のように聞こえてしまう可能性があるため、「どれくらいで答えが出そう？」と相手の意見を取り入れる形にすることをおすすめします。
保留期間中にOKの可能性を上げる方法
告白の返事を保留されている期間は、女性があなたを恋人としてアリかナシか判定しようとしている期間でもあります。OKをもらえるか否かは、保留期間中のあなたの行動にかかっていると言っても過言ではありません。
彼女からOKの返事を引き出せる可能性を上げる方法を見ていきましょう。
基本は今まで通りに接する
まず、告白後も今まで通りの態度で彼女に接することが大切です。保留期間中に急激なアプローチを始めたり、逆に彼女を極端に避けたりするのはやめたほうがよいでしょう。
返事を待たされている男性がじれったい思いを抱えるように、女性側も待たせていることに対する罪悪感や、早く答えを出さないといけないという焦りを抱いているはずです。
そんな中で相手の女性に対するふるまいを露骨に変えてしまうと、後ろめたさやわずらわしさを覚えた彼女が、「もう断っちゃおう」という結論を出す可能性が高まってしまうでしょう。
意識してもらえるようアプローチを
保留期間中の女性は、あなたが恋人としてアリかナシかを見極めようとしています。裏を返せばこのタイミングは、彼女に対して『異性としてのアプローチ』ができる最後のチャンスでもあります。
ただし、彼女のプレッシャーになりかねない強引なアピールは避けるべきでしょう。保留期間中のアプローチは、あくまで『さりげなく』が鉄則です。
彼女と会話する機会があれば徹底して聞き役に回る、小さなことでもよく褒める、レディファーストな言動を心がけるなど、彼女が「この人と付き合ったら、大切にしてもらえそう」「幸せになれそう」と思うような行動を取るようにしましょう。
相手が乗り気ならデートに誘うのもアリ
保留期間中にデートに誘うのはアリかナシかで悩んでいる男性も多いのではないでしょうか。結論から言えば、相手の女性も乗り気であれば、思い切ってデートに誘うのは大いにアリです。
保留期間中の女性の心は、あなたと恋人になるべきか友人のままでいるべきか、二つの選択の間で揺れている状態です。デートを通してあなたとの『疑似的な恋人関係』を体験することは、彼女が告白の返事を決めるための助けとなるでしょう。
好きな女性に「楽しかった」「もっと一緒にいたい」と思ってもらえるように、デート中は彼女に対する気づかいを忘れないようにしましょう。
保留期間中にしてはいけないこと
保留期間中に思わずしてしまった言動が原因で彼女からのOKを逃してしまったら、悔やんでも悔やみきれないのではないでしょうか。手遅れになる前に、保留期間中にしてはいけないNG行動を見ておきましょう。
告白の返事を急かす
もっともしてはならないことは、告白の返事を急かすことです。
告白の返事を保留するというのは、しっかりとあなたの気持ちに向き合おうとする女性側の誠実さの表れでもあります。それを「早く、早く」と急かしてしまうと、「考える時間すらくれないなんて」と女性をうんざりさせてしまう可能性があります。
もちろん、早く返事がほしいという気持ち自体はいたって正常なものです。しかし、彼女からOKの返事を引き出したいなら、少し無理をしてでもどっしりと構えておいたほうがよいでしょう。精神的に余裕のある男性は、彼女の目からも魅力的に映るはずです。
気まずそうな態度をとる
告白後に返事を待っている間、彼女に接するときに気まずさを覚えるようになるかもしれません。しかし、それを表情や態度、行動に表すのは控えましょう。
あなたが気まずそうな様子を見せれば、彼女のほうも同じように居心地の悪さを感じます。すると、「息が詰まる」「さっさと解放されたい」と思った彼女が、NOの答えを出す可能性が高まってしまうかもしれません。
たとえ彼女の気持ちがOKに傾いていたとしても、一気に台無しになってしまうのです。
返事待ちであることを周りにばらす
返事待ちのストレスに耐えかねて、誰かに今の自分が置かれている状況を打ち開けたくなる瞬間が出てくるかもしれません。しかし、告白の返事を待っていることは、不用意に周囲の人たちに話さないようにしましょう。
『人の口に戸は立てられない』と言います。もし、あなたが話したということが彼女本人の耳に入れば、口の軽い人、デリカシーのない人といったレッテルを張られ、あなたの好感度や信用度は急降下してしまうでしょう。
一度この手の評価を受けてしまうと、くつがえすのは至難の業です。
保留期間中の不安な気持ちを解消する方法
告白の返事を待っている間は、OKをもらえるかどうか延々と考えてしまったり、短時間に何度もLINEやメールの着信を確認してしまったりと、大きなストレスを感じるのではないでしょうか。
保留期間中は心身を疲弊させてしまわないよう、不安な気持ちを解消する方法を実践するようにしましょう。
気をまぎらわせる趣味に熱中する
待つことのストレスをまぎらわせる一番の方法は、待っているということ自体をいったん忘れてしまうことです。そのためには、趣味に没頭して、恋愛関係の考え事を頭から締め出してしまうことをおすすめします。
夢中になれることであれば、遊びでも仕事でも勉強でも、何でも構いません。好きなことに全力で取り組んでいる姿は、周囲の目から見ても魅力的に映ります。もちろん、彼女の目から見てもそれは同じでしょう。
好きな人に暗い顔をして悩んでいるところを見せるくらいなら、趣味や仕事に熱中して明るく楽しく過ごしたほうが有意義と言えるのではないでしょうか。
親しい人にだけ相談する
不安や焦りといったマイナスの感情は、無理に抑えようとすればするほど膨れ上がっていくものです。自分1人では消化しきれないと感じたら、親しい仲間や友人に相談してガス抜きをするのもよいでしょう。ただ話を聞いてもらうだけでも、驚くほど心が軽くなることがあります。
しかし、相談する相手は慎重に選ぶようにしてください。あなたが話した内容を周囲に言いふらしてしまう可能性があるような、口の軽い人は避けるようにしましょう。
誠実で信頼のおける人、もしくはまったく異なるコミュニティに属する遠方の友人など、秘密が漏れるリスクのない相手にだけ相談するようにしましょう。
断られた場合は諦めるべき？
告白を断られたときも、必ずしもすぐに諦めなければならないというわけではありません。好きな女性をどうしても忘れられない場合は、焦らず騒がず、適切なタイミングで再アプローチをかけるようにしましょう。
断られた理由を考える
再アプローチを試みる前に、告白を断られた理由を自分なりに分析しておきましょう。
特に、保留期間を経た上でNOの返事を受け取ったのであれば、彼女のほうもそれなりの理由があってあなたからの告白を断ったはずです。その理由が解消されていない状態で再アプローチをかけても、OKをもらえる確率は低いでしょう。
まずは自分自身と向き合い、足りないところがあれば補う努力をするべきです。趣味や仕事を通して自分を高め、好きな人が自分を振ったことを後悔するような魅力的な人間を目指しましょう。
焦らずもう一度仲良くなる
一度振られた程度では諦められないほどの『好き』の気持ちは、とても強く切実なものでしょう。しかし、その気持ちが抑えきれないからといって、短期間のうちに焦って何度も告白するのはおすすめできません。
『追えば逃げる、逃げれば追う』と言われるように、あまりしつこく迫りすぎると、彼女の心はますます離れていくでしょう。話の通じない身勝手な人と思われないよう、一度はNOと答えた彼女の気持ちを尊重する必要があります。
振られた直後はしばらくの間、仲のよい友人として以前までと同じように接するようにしてください。ふとした拍子に、彼女との距離が急接近する瞬間がやってくるかもしれません。
彼女との信頼関係を維持しつつ、焦らず気長に、次のチャンスが生まれるのを待つようにしましょう。
タイミングを計って再び告白を
最初の告白から十分な間が空いて、以前の自分にはなかった魅力を手に入れたという自信が持てたら、満を持して再告白しましょう。振られても諦めきれないほど好きなのだということを、相手の女性に真摯に伝えるとよいでしょう。
再告白を成功させる秘訣は、以前までのあなたとは一味も二味も違うのだということを彼女に実感させることです。ただし、これはあなた自身が言葉で説明しても意味がありません。前回の告白から今回の告白に至るまでの期間に、あなたの姿と行動で示しておく必要があります。
彼女の心があなたのほうを向いているタイミングをしっかりと見極められれば、うまくいく確率も上がることでしょう。
まとめ
女性が告白の返事を保留する裏にはさまざまな理由があるため、焦って答えを急かすような言動は避けたほうがよいでしょう。相手の女性に心理的な負担をかけないよう、余裕のある態度で返答を待つことをおすすめします。
また、保留期間中だからといって、手をこまねいてじっとしている必要はありません。適切なアプローチを取れば、彼女からOKをもらえる可能性を高めることもできます。
返事を保留している間、女性はあなたと恋人になるべきか否か迷っている状態です。彼女の答えがNOに傾いてしまうようなNG行動に気をつけつつ、あなたの魅力が彼女に十分に伝わる態度で臨むようにしましょう。
