女性から告白された際、どう答えるのが正解なのか悩んだことはないでしょうか。突然の告白に慌ててしまい、うまく返事ができなかったという声もあります。誠実に応えるためにも、OKの伝え方やお断りの仕方、NGな言動などを押さえておきましょう。
告白へのベストな返事の仕方【OK編】
意中の女性から告白されたら、天にも昇るような心地になるのではないでしょうか。あまりのうれしさに、とっさに何と答えるべきか分からなくなってしまうかもしれません。
いざというときのために、告白にOKを返す際に心がけておくべきポイントをチェックしておきましょう。
自分も好き・両思いなことを伝える
好意を持っている女性から告白されたら、まずは返事がOKであることをはっきりと伝えましょう。その際に大切なのが、単に「いいよ」「じゃあ、付き合おう」と答えるだけではなく、「オレも好きだったんだよ」とあなた自身の気持ちを表明することです。
告白した女性は、胸をドキドキさせながらあなたの答えを待っています。意中の男性が自分と同じ気持ちを抱いてくれていたと知れば、とても安心するはずです。
勇気を出して思いを告げてくれた彼女のためにも、自分たちが両思いであるということをしっかりと伝えましょう。
うれしい気持ちを伝える
「告白してくれてうれしい」と、喜びの気持ちを素直に伝えるのもよいでしょう。告白を受けて生まれたプラスの感情を言葉で表現することで、緊張でこわばっていた彼女の心もほぐれるはずです。
その際、明るい笑顔も添えられれば、いっそう和やかな雰囲気になるのではないでしょうか。
彼女からの告白が、あなたにとっていかに歓迎すべきものであるかが伝わりさえすれば、言葉は何でも構いません。照れながら伝えることになってしまっても、あなたに好意を抱いている女性であれば、そんな姿にもときめいてくれるはずです。
これからもよろしくと伝える
告白に対しては真摯に返事をしたいけれど、あれこれと言葉を尽くすのは恥ずかしいという人もいるのではないでしょうか。
そういう場合は、シンプルに「これからもよろしく」と伝えることをおすすめします。女性からの告白にOKを返すときは、彼女とのお付き合いが始まる瞬間でもあります。
「これからもよろしくね」とあらためて口にすることで、あなたが今後の2人のお付き合いについて真剣に考えているということを示すことができるのです。
彼女のほうも「これから恋人同士になるんだ」と実感でき、温かな気持ちになることでしょう。
告白へのベストな返事の仕方【お断り編】
恋愛対象ではない女性や、思いもよらなかった女性から告白される場合もあるかもしれません。相手の気持ちを受け入れられないときは、『相手を必要以上に傷つけないこと』と『無駄な期待をさせないこと』の二つを同時に満たす返事の仕方を考える必要があります。
お付き合いをお断りする際に、念頭に置くべきポイントを見ていきましょう。
告白してくれたことへのお礼
付き合うつもりのない女性から告白されると、びっくりしてパニックになってしまったり、「面倒だな」と感じたりすることもあるかもしれません。そんな場合でも、告白してくれたことに対するお礼の言葉は忘れないようにしましょう。
お断りの返事に、「でも、好きになってくれてありがとう」「気持ちはうれしいよ」といった一言を付け加えるだけで、相手の女性が受ける印象は大きく変わります。
勇気を振り絞って告白してくれた女性に対して紳士的な態度を示すことで、彼女も「やっぱりステキな人だな」「断られてしまったけど、好きになってよかったな」と思えることでしょう。
付き合えないことをはっきり伝える
告白に対する感謝の気持ちを伝えるのと同じくらい、返事がNOであるということをはっきりと伝えるのも大切です。
相手の女性を傷つけまいとするあまり、知らず知らずのうちに思わせぶりな返答をしてしまうこともあるでしょう。それを避けるためにも、お断りの返事をする際には、「付き合うことはできない」「気持ちには応えられない」と明確に言葉にして告げるようにしましょう。
OKともNOとも受け取れるような曖昧な返事をしてしまうと、相手に無駄な期待を持たせることになり、結果的には彼女の心を余計に傷つけてしまうでしょう。
自分の気持ちが分からない場合
女性からの突然の告白を受けて、自分でも自分の気持ちが分からなくなってしまったというケースも少なくありません。
「好印象を持ってはいるものの、恋愛感情かどうかはっきりしない」「今までは異性として見ていなかったけれど、告白されたことで意識し始めた」などは、決してめずらしいパターンではないでしょう。
ここでは、告白に対する返事がすぐに決められない場合の対応方法を紹介します。
少しの間だけ待ってもらう
女性から告白されたとき、すぐにOKかNOか決められないこともあるでしょう。そういう場合は無理に即答しようとするのではなく、少しの間だけ告白の返事を待ってもらいましょう。
正直に「ちょっと考えさせてほしい」「少し時間をください」と伝えれば、相手の女性もあなたの心境を察して快諾してくれるはずです。
とはいえ、あまり長く待たせすぎると彼女の心の負担が大きくなってしまいます。「1週間以内には答えを返すよ」など、目安となる期間をその場で決めておくとよいでしょう。
お試し期間を設けてみる
まだ相手の女性についてよく知らない段階で告白された場合、判断材料不足により答えが出せないという状態に陥るかもしれません。
そのようなときには、思いきって数カ月ほど『お試し期間』を設けてみてはいかがでしょうか。お試し期間とは、その名の通り『お試しでカップルになる期間』のことです。
性格や価値観の相違など、実際に付き合ってみなければはっきりしないことは意外と多いものです。期間限定の恋人になってデートの回数を重ねることで、彼女との相性を確かめることができます。
相手の女性にとっても、好きな男性からすぐにフラれてしまうよりは納得しやすい選択肢と言えるでしょう。
付き合うか迷ったときの判断ポイント
付き合うか迷ったときには、相手の女性と『恋人としてやっていけるかどうか』の判断ポイントを、一つひとつチェックしていくことをおすすめします。あとから悔やまないよう、自分自身の心としっかり向き合うようにしましょう。
性格や価値観が合うかチェック
相手の女性の性格や価値観が自分と合うかどうかは、その女性との付き合いを決める上での重要な要素です。
せっかく恋人同士になるなら、末永くお付き合いを続けていきたいですよね。性格・価値観の不一致があまりにも大きいと、付き合ったあとにケンカが絶えなくなるかもしれません。
OKと返事したのはいいものの、結局すぐに別れることになってしまった…なんてことにならないよう、彼女との内面的な相性をよく見極めるようにしましょう。
相手とスキンシップが取れるか
お付き合いを始めれば、相手とスキンシップを取る機会は格段に増えます。抱きしめ合ったり、キスしたりするだけではなく、やがてはそれ以上の関係を持つようになるのが自然でしょう。
付き合うか迷ったときは、スキンシップを取りたいと思えるか、自分の本心に率直に問いかけてみましょう。彼女と触れ合いたい・やがては深い関係になりたいと思えないようであれば、付き合わない決断をしたほうが無難であると言えます。
いざ恋人同士になったあとで「やっぱり深い関係は持てない」となると、相手の女性をひどく傷つけることになってしまうでしょう。
純粋に自分の好みのタイプかどうか
あまり深く考えすぎず、純粋に自分の好みのタイプかどうかで答えを決めるのもアリでしょう。
「顔が好みだったから」というのも、十分にお付き合いを決めるきっかけになりえます。『人間は中身が大切』とよく言われますし、実際にそれは真実ですが、かといって顔・髪型・ファッションセンスといった外見的な要素が大切でないわけではありません。
恋人同士になれば、相手の女性と長い時間を過ごすことになります。彼女があなたの好みのタイプであれば、一緒にいて楽しい・幸せと感じられる瞬間が増えるでしょう。結果的に、お付き合いを長続きさせられる可能性も高まります。
告白の返事に関する注意点
告白に対する返事について、特にお断りの返事をするときには、いくつか気をつけるべき注意点があります。
ポジティブな答えよりもネガティブな答えのほうが伝えづらいのが人情ですが、相手の気持ちに応えられない場合こそ、丁寧な対応を心がけるようにしましょう。
冗談でごまかそうとしない
思いも寄らない相手・タイミングの告白であった場合、気まずさや照れくささから、ついつい笑いに変えてごまかしたくなるかもしれません。しかし、真剣な告白に対して冗談で返すというのは、決してしないほうがいいNG行為です。
好きな男性への告白は、決死の覚悟で挑むという女性も少なくありません。心を込めた告白を茶化されてしまえば、彼女の落胆は計り知れないでしょう。最悪、彼女の今後の恋愛にも悪影響を及ぼすようなトラウマになってしまうかもしれません。
たとえ両思いではないとしても、相手はあなたのことを好きになってくれた女性です。お断りの返事をするときも、誠実な態度を取るようにしましょう。
傷つける言葉を避ける
告白を断るときに、必要以上に相手を傷つける言葉を使う必要はありません。
「きみと恋人になるとかありえない」「好みのタイプじゃないんだよね」といったストレートな表現は、たとえそれが本心であったとしても相手には伝えず、胸の内にしまっておくようにしましょう。
好きな男性からフラれるというのは、女性にとってそれだけで十分にショッキングな出来事です。その上さらに自分の存在ごと否定されるようなことを言われたら、彼女の中にあるあなたへの愛情が、そのまま憎しみに反転してしまう可能性すら出てきます。
のちのちの関係に禍根を残さないためにも、お断りの返事の際は思いやりを持った言葉選びをしましょう。
無駄に期待させるような言葉もNG
ストレートすぎる・否定的すぎる物言いはNGですが、相手に期待させるような曖昧な言葉選びも避けたほうがよいでしょう。
「ちょっと考えさせて」「まずは友達として仲良くなろう」などと言われれば、相手の女性はありもしないOKの答えを待ちわびて、無駄な時間を過ごすことになります。
万が一、あなたに最初からその気がなかったことを彼女に見抜かれれば、「気持ちをもてあそばれた!」と恨みを買ってしまうリスクさえあるのです。
たとえ相手を傷つけたくないという思いやりの気持ちからであっても、はっきりNOと伝えないのは相手に失礼と言えるでしょう。
まとめ
女性から告白されたときは、スマートに答えを返したいと思うのではないでしょうか。OKと返すなら相手により喜んでもらえる答え方を、NOと返すなら相手を必要以上に傷つけない答え方を心がけるとよいでしょう。
返事に悩むようであれば、一時的に回答を保留にするのもアリです。保留期間中は、相手の女性と恋人になるべきかどうかを、さまざまな観点から考えるようにしましょう。自分自身の気持ちとじっくり向き合うことができれば、きっと後悔のない答えが出るはずです。
告白に対してOKと返す場合もお断りする場合も、相手の女性に対する思いやりの気持ちを忘れないようにしましょう。