男性から女性に告白するとき、どのようなセリフで思いを告げるべきか悩むでしょう。好きな人に告白する際に何よりも大切なのは、自分の気持ちをしっかりと相手に伝えることです。女性の心に届く告白にするための方法や心構えを見ていきましょう。
そもそも告白は男性からするべき？
『告白は男性からするもの』と言われた時代も今は昔、最近では女性から積極的に気持ちを伝えるケースも少なくありません。気になる女性に自分から告白するべきか、はたまた彼女が告白してきてくれるのを待つべきか、迷っている男性もいるのではないでしょうか。
まずは、告白に関する女性の本音に迫っていきましょう。
結局は男性からの告白がベター
肉食系女子・草食系男子という言葉が世間に定着して久しいですが、男性からの告白を歓迎する女性が減ったわけではありません。
「自分から告白するのもアリ」という女性でも、男性からの告白には特別な憧れを抱いている場合が多いでしょう。自分から告白するよりも、相手から告白されたほうが『好かれている・求められている』という実感を持ちやすいため、やはりうれしいのです。
お付き合いする結果になった場合、告白は2人の関係が始まる瞬間です。「好きな男性から告白してもらった」という幸せな思い出は、彼女の胸の中にいつまでも残り続けるでしょう。
男女で異なる告白の重要性
男性は告白を単なる手段として見ている傾向があります。告白とは好きな女性に自分の気持ちを伝えて受け入れてもらい、お付き合いを始めるための行為であって、それ以上でも以下でもないというドライな考え方です。
しかし女性の中には、告白そのものを一つの『イベント』として重要視している人も少なくないことは覚えておきましょう。
告白するときのあなたがどんな言葉で・どんな態度で・どんな口調と表情で気持ちを伝えてくれるのか、相手の女性はつぶさに見ています。告白の準備は、好きな人を喜ばせるための贈り物を用意するような心意気で行うとよいでしょう。
決定版！女性が喜ぶ告白のセリフ
せっかく勇気を振り絞って告白するのですから、好きな人の心を揺さぶる「とっておきの一言」を用意したいものです。女性が喜ぶ告白のセリフについて考えてみましょう。
シンプル&ストレートが一番
告白のセリフは、シンプル＆ストレートが一番と言えます。「好きです。付き合ってください」の二言に、好きな人に伝えるべきことはすべて詰まっていると言っても過言ではありません。
好きな人に告白する際は、誰もが少なからず緊張するものでしょう。趣向を凝らせた長ゼリフを考えておいても、いざというときにスムーズに口から出てこなければ意味がありません。あまり回りくどい言い方だと、相手の女性にきちんと意図が伝わらない可能性もあります。
自分の気持ちを彼女に誤解されることなく伝えるためにも、飾らない等身大の一言で勝負するようにしましょう。
好きなところ・理由も伝える
相手の女性のどこを好きになったのか・なぜ好きになったのかを伝えることで、告白の説得力を増すことができるでしょう。
あなたの好きな女性が告白され慣れていなかったり、控えめな性格だったりした場合、好きという気持ちを伝えても「本当に？」「どうしてわたしなの？」と疑念を抱かれてしまうかもしれません。
彼女を好きになったきっかけや、彼女のどこを魅力的に感じているのかを言葉にすることで、あなたの真剣さがよりしっかりと伝わるでしょう。「本当にわたしのことを見てくれているんだ」と、好きな人を感激させることにもつながります。
男性から女性へ「告白のセリフ集」
男性から女性への告白のセリフには、すでに定番となっているものが数多く存在します。使い古された言い回しと思われるかもしれませんが、定番こそ王道です。
いくつかピックアップしますので、ぜひ参考にしてみてください。
・「ずっと好きでした」
シンプルかつダイレクトに女性の心に訴えかける一言です。『ずっと』という表現がつくことで、決して遊び半分の気持ちではないということが伝わります。
・「きみじゃないとダメなんだ」
相手の女性に「わたしを選んでくれたんだ」と特別感を与えられるでしょう。気持ちに応えてあげたいと思わせる、母性本能をくすぐるセリフでもあります。
・「幸せにするよ」
やや古風ではありますが、男性側の覚悟を示すことのできるセリフです。頼りがいのある男性やリードしてくれる男性がタイプの女性には、特に響くでしょう。
ちょっとひねった特別な告白がしたいなら
好きな人に振り向いてもらうために、インパクト重視で勝負をかけたいという場合もあるでしょう。他と差をつける特別な告白がしたい男性のために、ちょっと変わり種の告白テクニックもご紹介します。
地方出身なら方言を使った告白
就職を機に上京して、普段は標準語を話しているというような地方出身の人におすすめなのが、方言を使った告白です。
地域特有の方言には、それぞれ独特のイメージや味わいがあります。
「好きです」というセリフを例にとっても、関西弁で「好きやで」と伝えれば、印象が大きく変わります。言い方によってはやや荒っぽくも聞こえるかもしれませんが、その分力強さを感じさせることができるでしょう。
告白の際にあえて方言を使うことで、飾り気のない素のあなたの魅力を演出できます。いつもの話し方とのギャップに、彼女もドキッとするのではないでしょうか。
未来を思わせる言葉もおすすめ
付き合った後の2人の様子を想像させるような、未来を思わせる言葉もおすすめです。
「ずっと一緒にいたい」「来年もまたここに来よう」「隣でいつまでも支えるから」といったセリフは、先々のことまで真剣に考えている男性の口からしか出てきません。彼女に対するあなたの思いがその場限りの一時的な情熱ではないということを示すには、もってこいの言い回しでしょう。
真摯な口調で伝えれば、あなたのその決然とした態度に、相手の女性も心を動かされるはずです。結婚を前提とした堅実なお付き合いを望んでいる女性には、特に効果的でしょう。
反対に女性に不人気な告白のセリフとは
好きな人の気持ちが冷めるようなセリフを使うと、告白の成功率も一気に下がってしまいます。女性に不人気な告白のセリフも事前にチェックしておき、うっかり口を滑らせてしまわないように注意しましょう。
「好きかも？」など疑問形
「きみのことが好きかも？」といった疑問形や、「なんとなく好きな気がする」といったどっちつかずの表現は避けるようにしましょう。
好きな人に告白することの緊張感から、ついつい表現を曖昧にしたくなるかもしれません。
好きという気持ちの表明は、告白の要となる部分です。ここで言葉をぼかしてしまうと、相手の女性は「好きかどうかも分からないのに告白したの？」とイライラしてしまうでしょう。
告白するときは、堂々と自信を持って「好きです」と断言するようにしましょう。
「付き合ってあげる」など上から目線
たとえあなたが引く手あまたのモテ男だとしても、「付き合ってあげる」「とりあえずきみでいいと思った」などの上から目線の告白はやめておきましょう。そんな言い方をしては、うまくいくものもいかなくなってしまいます。
相手を見下すような発言は、たくましさや男らしさの表現にはなりません。「何様のつもりなんだろう」「付き合ってからも偉そうにされるのかな？」と、好きな人をうんざりさせてしまうのがオチでしょう。
女性に告白するときは、あくまで対等な目線で気持ちを伝えるようにしましょう。
「じゃあ付き合う？」などノリが軽すぎる
「じゃあ付き合う？」「試しに付き合ってみる？」といった軽すぎるノリでの告白も、避けたほうが無難でしょう。
相手の女性の性格や価値観にもよりますが、「遊びで付き合うつもり？」「わたしじゃなくてもいいのかも」と警戒心を持たれてしまう可能性があります。
すでに友人としての付き合いが長い女性が相手だと、今さら真面目な態度を取るのが恥ずかしいと思うかもしれません。しかし、照れ隠しのせいでフラれてしまっては悔やんでも悔やみきれないはずです。
あまり深刻・神妙になりすぎる必要はありませんが、あなたの彼女に対する気持ちが本物であるということが伝わる程度の真剣さ・誠実さは見せるようにしましょう。
告白の成功率を上げるポイント
告白の成功率を上げるためには、セリフ選び以外にも押さえておくべきポイントがあります。大切な人への告白を最高のものにするためにも、ここで予習しておきましょう。
電話やLINEより直接告白する
告白の言葉は、電話やLINEで間接的に伝えるよりも、直接会って伝えたほうが効果的です。
人と人とのコミュニケーションは、言語だけで成り立っているわけではありません。表情・口調・声のトーン・視線の向きなど、さまざまな非言語的情報が影響を与えています。
同じ「好きだよ」の一言でも、文字や声だけのやり取りになるLINEや電話で伝えるのと、直接顔を合わせて伝えるのとでは、相手の女性が受ける印象に大きな差が生まれる可能性があります。
自分の気持ちをよりリアルに伝えたいなら、恥ずかしさや照れくささに負けず、対面での告白にチャレンジしましょう。
朝や昼より夕方から夜がベスト
告白する時間帯は、朝や昼よりも夕方から夜の間を選ぶのがよいでしょう。
仕事や学業に追われている日中は、誰もが少なからず神経のたかぶった状態にあります。その反動もあり、やるべきことを終えて緊張が解けた夕方以降の時間帯は、あれこれと頭で考えずに心の声に従いやすくなると言われているのです。
また、日が落ちてからの時間帯は、昼間よりも人が少なく2人きりになりやすいところにもメリットがあります。夜景の見えるスポットやレストランでのディナーなど、告白にぴったりのロマンティックなシチュエーションも用意しやすいでしょう。
告白の場所にもこだわってみて
好きな人に思いを告げる瞬間をベストなものにしたいなら、告白する場所にもこだわってみましょう。
三日三晩考え抜いたとっておきのセリフを用意しておいても、大勢の人が行き交う街中の雑踏でそれを伝えたのでは、ロマンティックな雰囲気になりようがありません。最悪の場合、周囲の雑音がうるさくて、相手の女性にきちん聞き取ってもらえない可能性すらあります。
告白には、美しい夜景スポットやおしゃれなレストランの個室、静かな夜の公園など、2人だけの世界を作れる場所がおすすめです。
普段は滅多に足を運ばないような特別感のある場所を選ぶことで、「もしかしたら今日、告白されるのかも」と、相手の女性をドギマギさせることができるでしょう。
まとめ
告白という行為は、するほうにとってもされるほうにとっても特別なものです。恥ずかしさや照れくささに負けず、自分の気持ちをしっかりと相手の女性に伝えましょう。
あなたの彼女に対する思いの強さ・深さが伝わる言葉を、誰の邪魔も入らない場所で相手に告げることができれば、それがあなたにとってのベストな告白になります。
返ってくる答えがOKであってもそうでなくても、真心のこもった愛の告白をうれしく思わない人はいないはずです。相手の女性に対する思いやりを持って臨めば、きっと最高の告白にできるでしょう。
