オンライン飲み会に使われるwherebyとは?

外で集まらなくても、遠くの人とも自宅で気軽に飲み会が楽しめることで注目されている「オンライン飲み会」。 「Zoom飲み会」という言葉がマスコミに取り上げられた背景から、オンライン飲み会は、Zoomを使ってするものと思っている人も多いのではないでしょうか? 実は、それ以外にもオンライン飲み会に適しているサービスがいくつかあります。そこで今回は「whereby」「たくのむ」のふたつをご紹介します。 それぞれの使い方や楽しみ方を解説していきますので、オンライン飲み会をする際に参考にしてみてくださいね。


この記事は約7分で読み終わります。

オンライン飲み会でも使えるwhereby

Whereby(ウェアバイ)は、ビジネスシーンでオンライン会議をするために開発されたWeb会議サービスで、元々は「Appear.in(アピアーイン)」という名前で知られていました。

主催者がアカウントに登録するだけで、アプリをダウンロードしなくても使えるので、誰でも簡単に使えます。

主催者は登録が必要ですが、参加する側は、主催者から送られてきたURLをクリックして、名前を入れるだけですぐに参加できるので、パソコンやスマホが苦手という人でも使いやすいのが特徴です。

無料で使える「Free」と、月額9.99ドル(約1,100円)の「Pro」、月額59.99ドル(約6,600円)の「Business」という3つのプランが用意されています。

無料のプランでも4人まで参加できるので、少人数でオンライン飲み会を開催するなら、お金をかけずにオンライン飲み会が開催できます。

有料のProプランにすると、同時に3つのURLを発行でき、1室につき最大12人まで参加可能です。

Businessプランは、同時に10個のURLを発行できるほか、1室につき最大50人(ビデオ参加12人・音声参加38人)まで参加できます。

無料プランでも時間制限がないので、オンライン飲み会に使いやすいサービスです。

目次へ

wherebyの使い方

はじめてオンライン会議サービスを使うという場合は、難しそうと不安に思う人も多いですが、Wherebyはとても簡単に使えるので、一度覚えてしまえば、何回でも気軽に利用できるようになるでしょう。

Wherebyへの登録の仕方や操作方法を、わかりやすく解説します。

登録方法

自分がオンライン飲み会を主催するときは、まずWherebyに登録しなければなりません。まず、Wherebyの公式サイトhttps://whereby.comにアクセスしましょう。

公式サイトにアクセスすると、英語表示なので難しく感じる人もいますが、これから解説する手順に沿って操作すれば簡単です。

1.「Get Started」と書いてあるボタンをクリックしてください。

2.Googleアカウントを持っている人は、「Sign Up with Google」をクリックしましょう。Googleアカウントを持っていない人は、「Your name」に名前を、「Work email」に自分のメールアドレスを入力して、「Sign Up」ボタンをクリックしてください。

3.プランを選ぶ項目が出てくるので、無料で使いたいときは「Free」と書いてあるところの「Get Started」をクリックしましょう。

4.パーソナルミーティングルームを作成します。これは、実際にオンライン飲み会に参加するメンバーが集まる「部屋」のようなものです。

「Room name」のところに、好きなルーム名を入力しましょう。入力したら「Create My Room」ボタンをクリックしてください。

5.先ほど決めたルーム名が画面に表示されたのを確認して、「Create a Room」ボタンをクリックします。

6.パーソナルミーティングルームのURLが発行されるので、参加者にURLをコピーしてメールやLINEで送信しましょう。

これで、Wherebyの登録と準備は完了です。

操作方法

参加する側は、主催者から送られてきたパーソナルミーティングルームのURLをクリックします。

カメラとマイクを利用できるようにするために、「Allow cam/mic」ボタンをクリックしましょう。

パソコン側に、日本語でマイクとカメラの許可が表示されることがありますが、ここでは「許可」をクリックしてください。

これでオンライン飲み会がスタートできる状態になっています。参加者に話しかけて、自分の声や映像が届いているか確認してみましょう。

画面の上には、6種類のアイコンが表示されていますが、必要に応じてこれらのアイコンをクリックすると、便利にWherebyを使えます。

一番左にあるモニターのアイコン「Share screen」は、自分の画面を参加者に共有したいときに使います。

丸の中に黒丸があるアイコン「Record」は、無料のFreeプランでは使えません。有料プランで使える録画機能です。

マイクのアイコン「Mic off」は、音声のオン・オフを切り替えるときに使います。

ビデオカメラのアイコン「Cam off」は、カメラのオン・オフを切り替えるときに使います。

吹き出しアイコン「Open chat」は、チャットできる機能です。チャット画面を表示して、チャットでのやり取りが楽しめます。

赤いバツ印のアイコン「Leave」は、オンライン飲み会から退出するときに使う機能です。先に退出することを参加者に言ってから「Leave」アイコンを押すのがマナーですよ。

目次へ

wherebyがベースとなった「たくのむ」

もっとオンライン飲み会を楽しく簡単なものにするために、「たくのむ」というサービスが誕生しました。

たくのむとは

「たくのむ」は、Wherebyをベースに開発された、誰でも簡単に、そして気軽にオンライン飲み会を開催できるようになるサービスです。日本のサービスなので、Wherebyと違って日本語表記なので、親しみやすいです。

操作方法も簡単なので、パソコンやスマホが苦手な人でも、直感的に使えます。

たくのむを利用するメリット

Wherebyでは、主催者になるときにアカウント登録しなければなりませんでした。しかし、たくのむを使うと、アカウント登録なしで使えます。

もちろん、アプリやソフトのダウンロードもありません。オンライン飲み会を開催する部屋を作って、URLを発行するだけです。

時間設定ができる機能が搭載されていることも、たくのむの注目すべきポイントといえるでしょう。

リアルの飲み会であれば、「終電があるからそろそろお開きにしよう!」と切り出しやすいですが、オンライン飲み会は自宅なので、なかなか終わりを切り出しにくいことも多いのです。

これを解消するのが、たくのむの時間制限で、2時間や3時間という任意の時間を設定できます。もちろん「無制限」も選べるので、時間を気にせず利用することも可能です。

Wherebyにも無料プランはありましたが、たくのむも無料で使えます。しかも、Wherebyの無料プランでは4人までですが、たくのむは最大6人まで、同時にビデオ通話に参加可能です。

Whereby単体では利用できなかったバーチャル背景の設定や、「Snap Camera」を利用してエフェクトを楽しむこともできます

「Snap Camera」は、パソコンのみ連動可能で、別途ダウンロードが必要ですが、顔加工をしたい人にとってはうれしい機能といえるでしょう。

たくのむの使い方

「たくのむ」を使うには、まずたくのむの公式サイトhttps://tacnom.com/

にアクセスしましょう。

たくのむ公式サイトから「飲み会ルームを作成する」のボタンをクリックすると、飲み会時間の設定が出てくるので時間を設定するか、無制限で楽しみたいときは「終了時間を設定せずに飲み会ルームを作成する」をクリックしましょう。

すると、QRコードとURLが表示されるのでどちらかを選んで、招待したい人に送信してください。

LINEを使っているのであれば、LINEで招待をクリックすればそれぞれのLINEに通知が行きます。

参加者への招待が終わったら、URLをクリックして飲み会ルームに入室しましょう。

次に、飲み会で使うニックネームを入力します。好きな名前を「Enter your name」に入力して、Continueボタンクリックしてください。

「Request permission」をクリックすると、カメラのアクセスが許可されて飲み会ルームに入室でき、いよいよ飲み会スタートです。

パソコンから入室している人は、横の画像、スマホからなら縦の画像で表示されます。画面下の吹き出しマークを押すとチャット機能が使えますよ。

時間制限をしているときは、終了10分前にアラートが表示されて、全員に知らせてくれます。終了時間になると「二次会に参加しますか?」という表示が出て、参加か退出かが選べる仕組みです。

目次へ

まとめ

Wherebyを使えば、簡単にオンライン飲み会を楽しめます。より気軽に利用するための「たくのむ」を使って、楽しい飲み会を実施してください。

パソコンやスマホが苦手な人でも、一度体験すると、意外と簡単にオンライン飲み会ができることがわかりますよ。