オンライン飲み会でも使えるwhereby
Whereby(ウェアバイ)は、ビジネスシーンでオンライン会議をするために開発されたWeb会議サービスで、元々は「Appear.in(アピアーイン)」という名前で知られていました。
主催者がアカウントに登録するだけで、アプリをダウンロードしなくても使えるので、誰でも簡単に使えます。
主催者は登録が必要ですが、参加する側は、主催者から送られてきたURLをクリックして、名前を入れるだけですぐに参加できるので、パソコンやスマホが苦手という人でも使いやすいのが特徴です。
無料で使える「Free」と、月額9.99ドル(約1,100円)の「Pro」、月額59.99ドル(約6,600円)の「Business」という3つのプランが用意されています。
無料のプランでも4人まで参加できるので、少人数でオンライン飲み会を開催するなら、お金をかけずにオンライン飲み会が開催できます。
有料のProプランにすると、同時に3つのURLを発行でき、1室につき最大12人まで参加可能です。
Businessプランは、同時に10個のURLを発行できるほか、1室につき最大50人(ビデオ参加12人・音声参加38人)まで参加できます。
無料プランでも時間制限がないので、オンライン飲み会に使いやすいサービスです。
wherebyの使い方
はじめてオンライン会議サービスを使うという場合は、難しそうと不安に思う人も多いですが、Wherebyはとても簡単に使えるので、一度覚えてしまえば、何回でも気軽に利用できるようになるでしょう。
Wherebyへの登録の仕方や操作方法を、わかりやすく解説します。
登録方法
自分がオンライン飲み会を主催するときは、まずWherebyに登録しなければなりません。まず、Wherebyの公式サイトhttps://whereby.comにアクセスしましょう。
公式サイトにアクセスすると、英語表示なので難しく感じる人もいますが、これから解説する手順に沿って操作すれば簡単です。
1.「Get Started」と書いてあるボタンをクリックしてください。
2.Googleアカウントを持っている人は、「Sign Up with Google」をクリックしましょう。Googleアカウントを持っていない人は、「Your name」に名前を、「Work email」に自分のメールアドレスを入力して、「Sign Up」ボタンをクリックしてください。
3.プランを選ぶ項目が出てくるので、無料で使いたいときは「Free」と書いてあるところの「Get Started」をクリックしましょう。
4.パーソナルミーティングルームを作成します。これは、実際にオンライン飲み会に参加するメンバーが集まる「部屋」のようなものです。
「Room name」のところに、好きなルーム名を入力しましょう。入力したら「Create My Room」ボタンをクリックしてください。
5.先ほど決めたルーム名が画面に表示されたのを確認して、「Create a Room」ボタンをクリックします。
6.パーソナルミーティングルームのURLが発行されるので、参加者にURLをコピーしてメールやLINEで送信しましょう。
これで、Wherebyの登録と準備は完了です。
操作方法
参加する側は、主催者から送られてきたパーソナルミーティングルームのURLをクリックします。
カメラとマイクを利用できるようにするために、「Allow cam/mic」ボタンをクリックしましょう。
パソコン側に、日本語でマイクとカメラの許可が表示されることがありますが、ここでは「許可」をクリックしてください。
これでオンライン飲み会がスタートできる状態になっています。参加者に話しかけて、自分の声や映像が届いているか確認してみましょう。
画面の上には、6種類のアイコンが表示されていますが、必要に応じてこれらのアイコンをクリックすると、便利にWherebyを使えます。
一番左にあるモニターのアイコン「Share screen」は、自分の画面を参加者に共有したいときに使います。
丸の中に黒丸があるアイコン「Record」は、無料のFreeプランでは使えません。有料プランで使える録画機能です。
マイクのアイコン「Mic off」は、音声のオン・オフを切り替えるときに使います。
ビデオカメラのアイコン「Cam off」は、カメラのオン・オフを切り替えるときに使います。
吹き出しアイコン「Open chat」は、チャットできる機能です。チャット画面を表示して、チャットでのやり取りが楽しめます。
赤いバツ印のアイコン「Leave」は、オンライン飲み会から退出するときに使う機能です。先に退出することを参加者に言ってから「Leave」アイコンを押すのがマナーですよ。
wherebyがベースとなった「たくのむ」
もっとオンライン飲み会を楽しく簡単なものにするために、「たくのむ」というサービスが誕生しました。
たくのむとは
「たくのむ」は、Wherebyをベースに開発された、誰でも簡単に、そして気軽にオンライン飲み会を開催できるようになるサービスです。日本のサービスなので、Wherebyと違って日本語表記なので、親しみやすいです。
操作方法も簡単なので、パソコンやスマホが苦手な人でも、直感的に使えます。
たくのむを利用するメリット
Wherebyでは、主催者になるときにアカウント登録しなければなりませんでした。しかし、たくのむを使うと、アカウント登録なしで使えます。
もちろん、アプリやソフトのダウンロードもありません。オンライン飲み会を開催する部屋を作って、URLを発行するだけです。
時間設定ができる機能が搭載されていることも、たくのむの注目すべきポイントといえるでしょう。
リアルの飲み会であれば、「終電があるからそろそろお開きにしよう!」と切り出しやすいですが、オンライン飲み会は自宅なので、なかなか終わりを切り出しにくいことも多いのです。
これを解消するのが、たくのむの時間制限で、2時間や3時間という任意の時間を設定できます。もちろん「無制限」も選べるので、時間を気にせず利用することも可能です。
Wherebyにも無料プランはありましたが、たくのむも無料で使えます。しかも、Wherebyの無料プランでは4人までですが、たくのむは最大6人まで、同時にビデオ通話に参加可能です。
Whereby単体では利用できなかったバーチャル背景の設定や、「Snap Camera」を利用してエフェクトを楽しむこともできます。
「Snap Camera」は、パソコンのみ連動可能で、別途ダウンロードが必要ですが、顔加工をしたい人にとってはうれしい機能といえるでしょう。
たくのむの使い方
「たくのむ」を使うには、まずたくのむの公式サイトhttps://tacnom.com/
にアクセスしましょう。
たくのむ公式サイトから「飲み会ルームを作成する」のボタンをクリックすると、飲み会時間の設定が出てくるので時間を設定するか、無制限で楽しみたいときは「終了時間を設定せずに飲み会ルームを作成する」をクリックしましょう。
すると、QRコードとURLが表示されるのでどちらかを選んで、招待したい人に送信してください。
LINEを使っているのであれば、LINEで招待をクリックすればそれぞれのLINEに通知が行きます。
参加者への招待が終わったら、URLをクリックして飲み会ルームに入室しましょう。
次に、飲み会で使うニックネームを入力します。好きな名前を「Enter your name」に入力して、Continueボタンクリックしてください。
「Request permission」をクリックすると、カメラのアクセスが許可されて飲み会ルームに入室でき、いよいよ飲み会スタートです。
パソコンから入室している人は、横の画像、スマホからなら縦の画像で表示されます。画面下の吹き出しマークを押すとチャット機能が使えますよ。
時間制限をしているときは、終了10分前にアラートが表示されて、全員に知らせてくれます。終了時間になると「二次会に参加しますか?」という表示が出て、参加か退出かが選べる仕組みです。
まとめ
Wherebyを使えば、簡単にオンライン飲み会を楽しめます。より気軽に利用するための「たくのむ」を使って、楽しい飲み会を実施してください。
パソコンやスマホが苦手な人でも、一度体験すると、意外と簡単にオンライン飲み会ができることがわかりますよ。