恋愛における束縛はどんな意味?束縛する心理や辛い時の対処法を紹介

彼氏・彼女から束縛されている人の中には、「どうして相手は束縛をしてくるんだろう」「どうすれば対処できるんだろう」という悩みを抱えている人もいます。

束縛してくる恋人の心理や対処法をきちんと理解できれば、きっと今より楽しいお付き合いができるはずです。

好きな相手だと多少の束縛は許せてしまい、「このくらい普通なのかな」と思ってしまうこともありますが、我慢を続けていると、やがて交際に悪い影響が出てしまうこともあるでしょう。長く付き合っていくためには、客観的な意見を取り入れて上手な付き合いを目指ししていくことが大切です。

今回は、束縛の激しい彼氏・彼女の心理や、辛くなってしまった時の対処法についてご紹介していきます。

目次
  1. 恋愛における束縛の意味とは?
  2. 束縛が激しい彼氏・彼女の特徴や心理は?
  3. 束縛する彼氏・彼女に困った時の対処法
  4. 束縛された人が感じること
  5. 別れの原因になる束縛の例は??
  6. 束縛する彼氏・彼女と上手に付き合おう

恋愛における束縛の意味とは

恋愛における束縛とは、「恋人を独占したい」という目的のもとに、異性との交流を制限したり予定を全て共有させたりして、恋人の自由な行動を奪う行為のことをいいます。

束縛がひどい人の中には、「異性との会話は一切ダメ」「30分単位で予定を伝えること」などという無理な要求をしてくる場合もあります。

また、明確な禁止をしなくとも、不機嫌さを表現することで相手に圧力をかけるという束縛のパターンもあるでしょう。

異性の友人と関わるだけで必要以上に嫉妬したり、あからさまに不愉快な態度を取ったりされると、束縛される側は責められているように感じ、自ら行動制限をせざるを得なくなってしまいます。

予定を伝えないだけで少々冷たくなるなどの些細なことも、毎回そのような態度を繰り返すようであれば、束縛に含まれることもあります

束縛が激しい彼氏・彼女の特徴や心理は

束縛が激しい彼氏・彼女にはどんな特徴があり、どういった心理で束縛を行ってしまうのでしょうか。

束縛を受けている人の中には、自分は束縛をしないので、相手がどうしてこんなことをしてくるのかよくわからない、理解できないという場合もあります。

まずは相手の心理を知り、上手な交際のヒントにしていくことが大切です。

束縛が激しい人は、以下のような特徴・心理があります。

  • 自分に自信がない
  • 過去に浮気された経験があるため不安
  • 恋人に依存している

順番に解説していきます。

自分に自信がない

束縛が激しい人は、自分に自信がなく、恋人がどこかへ行ってしまわないか常に不安を抱えている場合が多くあります。不安を少しでも解消したいために、さまざまな制限をするという形で束縛をしてしまっているのです。

自分に自信がある人であれば、多少のことは気にせず、恋人の前でもどんと構えていることができるでしょう。しかし、自分に自信のない場合は、常に相手がどこかへ行ってしまうのではないかという不安を抱え、びくびくしてしまいます

自分に魅力があると思っていないので、相手が自分をずっと好きでいるということが信じるのが難しいです。そのため、他の異性と親しくしている姿を見ると、振られてしまうのではというネガティブな妄想が生まれてしまいます。

「異性と話をしない」「自分としか親しくしない」などの制限をかけることで、他の異性に目がいかないようにし、他の人に取られて振られるかもしれないという不安要素を取り除きたいのです。

過去に浮気された経験があるため不安

過去に浮気された経験があり、その経験がトラウマになってしまっていると、恋人が奪われる恐怖にかられ束縛気味になってしまうことがあります。

束縛をして、行動を制限することによって、相手が浮気をするリスクや不安要素を排除しようとしているのです。

「恋人が浮気をしていた」と知った時の喪失感は相当なものです。好きであれば好きであるほど辛く、二度と同じ苦しみを味わいたくないと思うでしょう。

浮気された過去を繰り返さないために、さまざまな制限をしますが、トラウマはなかなか消えていかないために、束縛が激しくなってしまう人もいます。

恋人に依存している

束縛する人は恋人に依存しているために、恋人の行動全てに敏感であり、さらに相手を失うことへの恐怖にかられています

恋愛における依存とは、自分の日常よりも相手を優先してしまったり、相手を第一に考えるばかりに相手に固執してしまったりすることを言います。

「恋人が全て」という状態なので、「いなくなったらどうしよう」「見捨てられたらどうしよう」という不安感や恐怖感は相当なものです。

恋人のことばかり考えてしまうために、恋人の言動には常に目を光らせています。恋人のあらゆることに敏感で、いつもと少し異なる言動を取っただけですぐに浮気に結び付けたり、愛がなくなるのではないかと心配になったりするのです。

束縛する彼氏・彼女に困った時の対処法

束縛する彼氏・彼女には、それなりの理由や心理があるにしても、あまりに厳しくされると負担になってしまいますよね。自由が制限されるので、耐えられないほどのストレスを感じてしまうこともあります。

束縛されたままでは自分が辛くなっていってしまうので、対処する方法を身に着けていくようにしましょう。

束縛する彼氏・彼女に困った時には、どのように対処すれば良いのでしょうか。以下で紹介していきます。

相手を安心させる

束縛してくる彼氏・彼女に対しては、第一に安心させてあげることが大切です。

束縛をするタイプの人は、些細なことでも不安になってしまう性質があるので、先回りして安心させてあげるようにしましょう。

聞かれる前に行く場所を伝えたり、頻繁に予定を教えたりするなど、許容範囲の中で自分から率先して相手に情報を与えるようにしましょう

また、行動を伝えるだけではなく、愛情表現でも相手を安心させることを心がけましょう。相手を好きだという気持ちは頻繁に言葉にして伝え、スキンシップでも愛情表現をします。
愛を常に感じることができ、彼氏・彼女の心が満たされることで、束縛は徐々に減っていく可能性が高まります。

束縛をしないでほしいと伝える

「束縛をしてほしくない」「束縛されるのが辛い」ということは、相手にきちんと伝えておきましょう。

束縛をする人は、自分の不安を取り除こうということに一生懸命になっていて、相手の気持ちまで考えられていないという場合が多くあります。

ネガティブな妄想や、心配事で頭がいっぱいで、束縛している相手がストレスを感じていたり、時には「別れたい」と思っていることに気が付いていないのです。上手くコミュニケーションが取れていない可能性があるので、こちらから気持ちをはっきりと伝えることが大切になってきます。

束縛をしないでほしいと伝える際のポイントは、束縛をされると「悲しい」「辛い」という気持ちを伝えることです。

「どうして束縛をするの?」「私のことが信用できないの?」と相手を責めてしまうと、彼氏・彼女も自分を正当化しようとつい反発したくなってしまうでしょう。

また、人間関係には「返報性の法則」というものがあり、相手から受けた好意や敵意については、リアクションを返したい、お返しをしたいと思う心理が働きます。

好きな気持ちや、日頃の感謝を伝えつつ、「束縛は辛くなってしまうのでやめてくれたら嬉しい」と伝えることで、相手も良い方向に反応しやすくなります。

限界だと感じたら別れることも視野に入れる

束縛する人の中には行動がエスカレートしてしまう人もいます。
服装や髪型まで指摘してきたり、異性との会話を完全にシャットアウトすることを要求したりするなど、無理難題を押し付けられるようになったら、別れるという選択肢も視野に入れてみるようにしましょう。

また、今まで束縛を受け入れ、相手に合わせて努力し続けてきた場合は、次第に心に無理が生じてきます。相手のことが好きな気持ちもあるかと思いますが、ストレスがあまりにも大きすぎる場合は、別れた方がお互いのためになることもあります

いくら頑張ってもうまくいかないということは世の中にたくさんあるため、限界だと感じたら思い切って別れることも大切です。

別れ方次第では、相手も「変わらなければ」「束縛は控えた方が良い」と、良い方向に考え方が変わるかもしれません。

束縛された人が感じること

束縛する人の心理は、不安感を抱えていることが多い半面で、束縛された人はどのように感じているのでしょうか。

嫌な想いをしていることが多い一方で、ポジティブに受け止めている場合もあります。

自分がされた時の心理や、された場合にどう受け止めそうか、気持ちを思い出したり想像したりしながら見ていきましょう。

恋人からの愛を感じて嬉しい

束縛されている人の中には、束縛度合が愛情を表すバロメーターのように感じられ、「束縛してしまうほどに恋人が自分を愛していることが嬉しい」と思う人もいます

束縛は、言い換えれば「相手を手放したくない」という気持ちの表れです。束縛してくる人は、恋人の存在が大きく、常に自分のものにしておきたいというと思っています。

人は誰かに必要とされることで承認欲求が満たされるため、束縛を嬉しいと感じる人も一定数いるでしょう。

恋人が大好きで、プライベートの自由が制限されることをそれほど負担だと感じていない人は、束縛が「嬉しい」「幸せを感じる」と思うかもしれません。

いちいち予定を教えるのが面倒くさい

多少の束縛にはある程度寛容でも、いちいち予定を伝えたり、誰と会うのかまで告げなければならないことに、面倒くささを感じる場合もあります。

束縛をする人は、すぐに不安になってしまい、いつもと違うスケジュールの時ばかりでなく、特に変わらない日常の予定まで把握しておきたいと思うことがあります。

「仕事が終わって電車に乗って、どこにも寄らずに帰宅する」というだけでも、その事実が知りたいので、毎日の帰るコールを要求してくる場合もあります。中には、何時何分の電車で帰宅するということまで伝えなければならないカップルもいて、面倒くささを通り越して煩わしさや、「ウザい」などの不快感を感じてしまう場合もあります

信用してくれないことが悲しい

束縛をする人は、異性を全てライバルだと思い込んだり、常に浮気の心配を抱えていたりするという特徴があります。恋人にとっては、信用されていないと感じて悲しくなってしまう場合もあるでしょう。

相手のことを信じている人は、多少のことは気にしない場合が多いです。どこへ行ったとしても、自分を裏切るようなことはしないとわかっているために、行動を制限する必要性を感じていません。

そういうタイプの人は特に、相手が束縛をしてくる=自分が信用されていないのだと感じるため、とても悲しくなってしまいます

異性と2人きりで出かける、一晩を過ごすなど、男女の関係になりやすい状態であるならまだしも、通常の範囲内の会話をするだけで不安になられたら、「そんなに信用がないの?」とショックを感じてしまうこともあるでしょう。

別れの原因になる束縛の例は?

多少の束縛には愛を感じたり、仕方ないと思って許せたりする人も、あまりにひどい場合にはうんざりしてしまい、別れたくなってしまうこともあります。

別れの原因になってしまうような激しい束縛にはどのようなものがあるのでしょうか。

  • 他の異性と話すことを制限する
  • 常に居場所を監視する
  • LINEの返信が遅くなっただけで怒る

順番に見ていきます。

他の異性と話すことを制限する

束縛をしがちな人にとって、異性はライバルであることが多いため、自分以外の異性と会話をすることを制限することは多いです。親密な会話をしているようなら、確かに不安になってしまう気持ちはわかります。しかし、あまりにも度が過ぎると別れの原因になってしまうこともあります。

束縛をする人は、恋人が異性と2人きりになることはもちろん、複数人のグループで会うことにも不信感を覚えることがあります。学生にしろ社会人にしろ、異性と全くかかわらないことは不可能なため、相手は少なからずストレスを感じることになるでしょう。

SNSで異性をフォローしただけで嫌な顔をしたり、関わらないように忠告したりすることもあり、制限の厳しさにうんざりしてしまうこともあります。過剰な制限や、制限を破った時の反応についていけず、別れに発展することもあるでしょう。

常に居場所を監視する

常に居場所を監視するような束縛は、交際相手にとってストレスとなりやすいため、別れの原因になることがあります。

ざっくりとした予定を聞いてくるくらいであれば、さほど負担ではなく、束縛とは感じない人も多くいるでしょう。しかし、細かな予定や誰と一緒にいるかまで把握したがられるのは大きな負担となり、別れる原因になります。

お互いの行動をGPSアプリなどで把握するカップルもいますが、相手が嫌がっているのに強要するのはNGです。

四六時中監視され続けている感覚は、ほとんどの人が息が詰まってしまうものです。監視状態から逃げたいと思い、別れを切り出すのも無理はありません。

LINEの返信が遅くなっただけで怒る

束縛してくる人の中には、LINEの返信が遅くなっただけで怒りだす人もいます。

怒る原因には、不安ですぐに浮気などネガティブなことを考えてしまうから、という理由もありますが、自分が優先されていないことが嫌で、そのマイナスな感情を怒りとして表してしまうという場合もあります

束縛する人は相手に依存しているので、相手も自分を最優先してくれないとすぐに不安になってしまうのです。

恋人としては、普通に生活をしていれば仕事やプライベートで忙しい時もありますし、単に面倒な場合もあります。

なるべく返信してあげようとは思っていても、対応しきれない時には、心の糸が切れて別れたくなってしまうこともあるでしょう。

束縛する彼氏・彼女と上手に付き合おう

束縛をする人は、自分に自信がなく、恋人に依存傾向があるので、裏切られるのではないかという恐怖感や不安感を抱えていることが多くあります。不安を取り除こうとするために、束縛をしてしまいます。

束縛を少なくするためには、先回りして安心させてあげることが大切です。スケジュールを早めに伝えたり、居場所を頻繁に教えてあげるなど、自分が可能な範囲で対応をするのと同時に、日頃からしっかりと愛情表現をしてあげましょう

束縛が嫌な場合は、その気持ちをきちんと伝えることも忘れてはいけません。

恋人と愛情を確認し合いながら上手にコミュニケーションを取っていけば、きっと束縛も和らぎ、楽しくお付き合いできるようになっていくでしょう。

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