失恋したときの喪失感は、言い表すことができないほど大きいでしょう。
「失恋したときに喪失感を感じるのは何故?」
「喪失感を解消する方法を知りたい」
このような悩みを抱えている人は多いです。失恋すると、恋愛していたときに出ていたドーパミンが出なくなるので喪失感を感じます。
この記事では、失恋したときの喪失感の原因と、喪失感を解消するためにするべきことを紹介していきます。
失恋から立ち直って前を向きたい方に参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
- 失恋したときに喪失感を感じる理由とは?
- 失恋したときの喪失感はどれくらい続く?
- 失恋したときに喪失感を感じやすい人の特徴とは?
- 失恋の喪失感を解消したい人におすすめの方法とは?
- 失恋の喪失感を感じているときにしてはいけないこととは?
- 失恋の喪失感を吹っ切るためのおすすめ映画2選
失恋したときに喪失感を感じる理由とは?
はじめに、失恋したときに喪失感を感じる理由を紹介します。
喪失感とは?
「喪失感」という言葉の意味がよく分かっていない人もいるのではないでしょうか。
自分にとって大切なものをなくしたときに、心に穴が開いたような気持ちになることを喪失感と呼びます。
「失恋して何もやる気が起きない」「自分はこれからどうすればいいのだろう」などと感じて落ち込んでいる人は、失恋によって喪失感を感じているのでしょう。
恋愛中に分泌されていたドーパミンが減少するから
失恋したときに喪失感を感じるのは、ドーパミンという物質が関係しているようです。
恋愛中は、ドーパミンという脳に幸福感を伝える物質が増えるので幸福感が強くなります。しかし、失恋するとドーパミンが急激に減るので、喪失感を感じるのです。
ドーパミンって何?不足すると?
ここでは、ドーパミンについて詳しく解説します。
やる気を出す物質
ドーパミンとは、脳に神経伝達をする物質の名前で、やる気を出すホルモン物質だといわれています。
好きな人と一緒にいるときや自分が楽しいと感じるときにドーパミンがたくさん分泌されるので、脳内麻薬といわれることもあるようです。
ドーパミンが不足すると無気力になる
やる気や幸福感に大きく関わるドーパミンが不足すると、一気に無気力になります。
そのため、失恋したときに喪失感を感じ「何もしたくない」「これからどうすればいいのか分からない」のような気持になるのでしょう。
失恋したときの喪失感はどれくらい続く?
「失恋したときの喪失感は一生続くのではないか」と不安になる人もいるのではないでしょうか。
ここでは、喪失感はどれくらい続くのか解説します。
失恋後1週間から1カ月が辛い時期といわれている
幸せだった日々と失恋したときのショックな記憶が鮮明に残っている失恋後1週間から1カ月は、辛い時期といわれています。
相手を本気で好きだった場合、失恋をすぐに受け入れたり相手を忘れたりすることはできません。
1年以内にほとんどの人が立ち直る
3カ月~6カ月ほど喪失感が続く人もいますが、1年以内にはほとんどの人が立ち直ります。
仲の良い友人と遊んで気分転換したり新しい出会いを探したりするうちに、失恋の喪失感が和らぐこともあるでしょう。
立ち直らない人も
なかには、1年以上経っても立ち直らない人もいるようです。
「もう恋愛したくない」「元恋人くらい好きになれる人に出会える自信がない」など、時間が経っても失恋の喪失感から抜け出せません。
このような人は恋愛鬱になっている可能性が高いので、専門家に相談することをおすすめします。
失恋したときに喪失感を感じやすい人の特徴とは?
ここでは、失恋したときに喪失感を感じやすい人の特徴を紹介します。
依存体質
依存体質の人は、失恋したときに喪失感を感じやすいです。
恋愛のことばかり考えている人・恋人を最優先にする生活になってしまう人は、失恋のダメージを大きく受けます。
一途
一途な人も、失恋の喪失感を感じやすいでしょう。
一度好きになったら周りの人には興味がなくなるタイプの人は、気持ちを簡単に切り替えることができません。
ネガティブ
ネガティブな人も、失恋の喪失感を感じやすいです。
- 「自分がもっと魅力的だったら別れずに済んだのに」
- 「あのとき〇〇していればよかった」
ネガティブな人は、上記のように失恋の原因は全て自分にあると思い込み、必要以上に落ち込んでしまいます。
相談するのが苦手
誰かに相談するのが苦手でいつも1人で考え込むタイプの人も、失恋の喪失感を感じやすいでしょう。
1人で考え込むと負のループに陥ってしまい、前を向くきっかけをつかめないです。
悩みやすい
小さなことでもすぐに悩んでしまう人は、失恋の喪失感を感じやすいです。
どんなに小さなことでも、一度悩みだすとなかなか抜け出せない人は多いです。
「どうしよう」「これからもっと状況が悪くなるかもしれない」などとすぐに悪い方向へ考えてしまうので、失恋のショックもより大きく感じてしまいます。
失恋の喪失感を解消したい人におすすめの方法とは?
ここでは、失恋の喪失感を解消したい人におすすめの方法を紹介します。
自分の気持ちを書き出してみる
失恋の喪失感を解消したい人は、自分の気持ちを紙やスマートフォンなどに書き出してみましょう。
落ち込んでモヤモヤしているだけでは、なかなか立ち直ることはできません。
自分の気持ちを書き出すと、自分の状況を客観的に見つめることができるので、心が楽になる場合があります。
思い出の品を処分する
- 元恋人からのプレゼント
- お揃いの洋服やアクセサリー
- 一緒に撮った写真
これらの思い出の品を処分する方法も、おすすめです。
思い出の品を処分するのは勇気がいることですが、思い出から離れなければ前を向けません。
思い切って処分すれば、失恋の記憶が少しずつ薄くなります。
元恋人が本当に自分に必要な相手なのかを考える
元恋人が本当に自分に必要な相手なのかを考えてみましょう。
失恋して喪失感を感じているときは「自分には元恋人しかいない」と相手に執着しているだけの場合があります。
「もっと気が合う人がいるかも」「元恋人にこだわらず、素敵な相手を探せばいいんだ」と思うことができれば、喪失感は消えていきます。
友人に相談する
友人に相談するのも、失恋の喪失感を解消するおすすめの方法です。
自分1人で考え込んでいても、気持ちや状況は変わりません。友人に自分の思いを吐き出せば、思いつめていた気持ちが楽になるでしょう。
新しい出会いを探す
失恋の喪失感を解消したい人は、新しい出会いを探しましょう。
失恋したばかりのときは新しい出会いを探す気力がないかもしれませんが、マッチングアプリならスマートフォン一つですぐに出会いを探せます。
居住地や年齢・身長などを細かく指定して検索できるので、好みの異性を簡単に探せるのがマッチングアプリの魅力です。
世の中にはこんなに大勢の異性がいると実感できると「元恋人よりいい人がいるかもしれない」と前向きになれるでしょう。
失恋の喪失感を感じているときにしてはいけないこととは?
次に、失恋の喪失感を感じているときにしてはいけないことを紹介します。
別れた相手のSNSをチェックする
別れた相手のTwitterやInstagramなどのSNSをチェックするのはやめましょう。
別れた相手が何をしているのか気になるかもしれませんが、SNSを見てもいい気分になることはありません。
「別れたのに楽しく遊んでいるんだな」「失恋して悲しんでいるのは自分だけだ」などと更に落ち込む原因になります。
共通の友人を通じて相手の様子を探る
共通に友人に頼んで元恋人の様子を探るのはやめましょう。
裏でコソコソ状況を探っていると気付かれた場合、悪い印象を与えてしまうからです。
無理に元気にふるまう
無理して元気にふるまう必要はありません。自分の感情を隠して無理し続けると、いつか心が壊れてしまいます。
悲しいときは思い切り泣いて、自分の気持ちに素直になりましょう。
相手に対して怒りを向ける
失恋の喪失感を怒りに変えて、相手に強く当たるのはNGです。
「あなたのせいでこんなにボロボロになった」と怒りを向けても、自分が悲しくなるだけです。
恋が上手くいかなかったのはどちらか一方のせいではなく、2人に原因があったと考えるようにしましょう。
元恋人に連絡をする
寂しさや辛さから、元恋人に連絡したくなる人もいるでしょう。
しかし、失恋後すぐに自分から連絡するのはNGです。
失恋後に連絡しても相手の気持ちは失恋したときと変わっていないので、無視されたり冷たくされたりする可能性が高いです。
連絡したい場合は、数カ月経ってお互いに冷静になれた頃にしましょう。
失恋の喪失感を吹っ切るためのおすすめ映画2選
最後に、失恋の喪失感を吹っ切るためのおすすめ映画を紹介します。
『ファースト・ワイフ・クラブ』
ファースト・ワイフ・クラブは、1990年代にアメリカで公開されたコメディ映画です。
仲良しの女性3人組が協力して、自分達の旦那に復習していくストーリーです。
復習といってもユーモア溢れるコメディ映画なので、たくさん笑って落ち込んだ気持ちを吹き飛ばせます。
『ラブ・アゲイン』
ラブ・アゲインは、2011年に公開されたアメリカのラブコメディ映画です。
妻に離婚を申し込まれた男性がある1人の男性と出会い、恋愛術を学んでいくストーリー。新しい人生を歩もうとしますが、結局妻のことを諦めない選択をする主人公に、心が動かされます。
新しい恋愛をしよう・やっぱりまだ諦めたくないなど、自分の本当の気持ちに気付かせてくれる映画です。
まとめ
失恋したときに喪失感を感じるのは、脳のドーパミンが減るからです。1年以内にはほとんどの人が失恋から立ち直れますが、なかには立ち直れない人もいます。
自分1人で抱え込んでいても前に進めないので、思い出の品を処分したり友人に相談したりして、前を向く努力をしてみましょう。