「恋人との付き合いがマンネリ化してしまった」「もしかして、マンネリ化しているのかもしれない」という悩みを持つカップルは珍しくありません。
では「マンネリ」とは実際にはどういう意味で、どのように解決していけば良いのでしょうか。
マンネリ化は、前向きに捉えつつ上手に解消していくことで、もう一度楽しい恋愛を取り戻すことが可能です。交際がマンネリ化に至るということは、2人の相性が良く、長く付き合えているという証拠だからです。
この記事では、恋愛のマンネリ化の意味とポジティブな捉え方、解消法についてご紹介していきます。
- 恋愛におけるマンネリ化とは
- マンネリ化したカップルの特徴
- マンネリ化を解消するためには
- マンネリ化を前向きにとらえよう
- マンネリ化を解消して楽しい恋愛にしよう
恋愛におけるマンネリ化とは
恋愛における「マンネリ化」とは、交際が続くにつれて、恋愛のドキドキやときめき感がなくなってしまった状態のことを言います。
マンネリの語源は「型にはまって独創性や新鮮味がなくなる」という意味の「マンネリズム」に由来しています。
もともとは芸術技法に対する傾向を表したもので、同じことが惰性的に繰り返されることによって、単調でつまらないという心情が垣間見れるものです。
恋愛において使用する場合も、「飽き飽きしている」「変化が欲しい」というような気持ちが見え隠れします。
2人の関係に新鮮味がなくなること
一般的に恋愛が「マンネリ化する」というと、「2人の関係に新鮮味がなくなること」をいいます。
交際が長くなるにつれて、「毎回同じデートばかりでつまらない」と感じたり、一緒にいてもドキドキしなくなったりすると「マンネリだ」と思う場合が多いでしょう。
ただし、交際が長くなることが全てマンネリにつながるわけではありません。長い交際でもラブラブなカップルはいますし、刺激がなくなったからといって、相手のことが好きでなくなるわけではないので、落ち着いて安定した交際を楽しんでいるカップルもいます。
マンネリという感覚は、交際の内容が単調になってしまった場合で、初々しかったり、ラブラブだったりした過去と比較して、現在に退屈さを覚えてしまった時に感じるものです。
言い換えれば、「もっとドキドキしたい」「楽しみたい」という気持ちの表れだと言えます。
マンネリ化したカップルの特徴
マンネリ化は曖昧に始まる場合も多く、「気づいたらマンネリを感じていた」「いつのまにかすっかりマンネリ化していた」という場合も少なくありません。
「自分たちももしかしてマンネリ化しているのかも?」という人のために、まずはマンネリ化したカップルに見られる特徴についてみていきましょう。
恋人に刺激を感じなくなる
マンネリ化したカップルは、恋人に会ってもドキドキしたり、心地よい緊張感を感じたりすることがなくなってきます。
恋人と付き合い始めた当初は、相手について知らないことが多いため、どんなことにも新鮮味がありました。相手の反応一つ一つが刺激的で、新しい面を知ることでより好きになったり、一緒にいるだけで少し緊張して胸の高鳴りを感じたりすることもあったでしょう。
しかし、交際が長くなるにつれてお互いのことがわかってきて、新たな発見ということは少なくなります。
恋人のことを嫌いになったわけではありませんが、ときめきや胸の高鳴りを感じることが少なくなってきてしまうため、交際自体に飽きを感じてしまうカップルも珍しくありません。
連絡やデートの頻度が減る
交際がマンネリ化すると、相手に「会いたい」「存在を感じていたい」という欲求が減ってくるため、連絡やデートの頻度も少なくなってきます。
付き合った当初はデートの予定が入るだけでワクワクし、待ち合わせまでの時間は少し緊張していたというカップルも、デートの回数が増えるにつれてその胸の高鳴りは減っていきます。
会うこと自体が刺激的であった頃に比べて、お互いに慣れが出てくるため、会うだけでは楽しさやときめきを感じなくなってきてしまうからです。
ときめきが少なくなったからといって、好きな気持ちがなくなったわけではありませんが、何よりもお互いを優先するということはなくなるため、会う頻度や連絡頻度は減っていきます。
身だしなみに気を遣わなくなる
マンネリ化をすると、「恋人に良く思われたい」「魅力的だと思ってほしい」「いつまでも好きでいてほしい」という気持ちが少なくなってきてしまうために、身だしなみにも次第に気を使わなくなっていきます。
女性は、好きな人には「可愛い」「きれい」、男性は「かっこいい」「素敵」と思われたいものです。恋人と付き合った当初も、自分の一番魅力的な姿を相手に見せたいと思い、おしゃれや身だしなみに注意を払っていたことでしょう。
しかし、交際が長くなるにつれて、慣れが出てきてそういった気持ちは減ってきてしまいます。
お互いに良く見せなくても別れることはないという安心感から来る場合もあるので、悪いことではありませんが、余りにも度が過ぎてしまうと、相手からの恋心が一気に冷めてしまう場合もあります。
気心が許せる間柄だと安心していたら、いつの間にか恋愛対象として見られなくなってしまったという場合もあるので、最低限の注意は必要です。
マンネリ化を解消するためには
交際が長くなるにつれて、刺激は必ず減ってきます。マンネリ化はある程度は仕方がないことですが、出来れば交際当初のようなときめきや楽しさを保って付き合っていきたいものです。
マンネリ化を解消するためには、どのようなことをしていけば良いのでしょうか。
3つの方法をご紹介していきます。
- 普段しないデートコースや旅行を考える
- 服装や髪型を変えてみる
- 愛情や感謝の気持ちを伝える
普段しないデートコースや旅行を考える
交際にマンネリを感じるようになったら、デート内容に変化を加えるようにしましょう。今までとは違うデートを経験することで、2人の関係に刺激を与えることができます。
デート内容のマンネリ化は、行き先を変えたり、見る景色を変えることで簡単に解消することができます。
ぜひ、普段行ったことのないエリアへ出向き、新しいデートコースを開拓してみましょう。
インドア派の人は、ピクニックやサイクリング、テニスなどの屋外スポーツなど、外でのデートを取り入れてみると、気分転換になり自分もデートを楽しむことができます。飲み物を用意する、お弁当を作るなど、相手の喜ぶ顔を思い浮かべて準備をすると、更にデートへのテンションが高まります。
年に数回旅行を取り入れてみることもおすすめです。土地勘のない場所はどこに行くのも新鮮で、ワクワク感を感じながら楽しく過ごすことができます。
新しいことを取り入れる計画をするだけで、気分は不思議と上がっていくことでしょう。
服装や髪型を変えてみる
見た目の印象をガラリと変えるのも、マンネリ化打開の良いきっかけになります。
人間は目からの情報が最も多く、見た目の印象は意外と重要です。
ロングヘアーの人はばっさりショートにしたり、シンプル系のファッションの人は、フェミニンな服装に挑戦してみたり、新しい自分に出会えるような変化を楽しんでみましょう。
マンネリ化するカップルは、自分自身に飽きてしまっているということも考えられます。
ファッションを変えてみることで、気分が上がって考え方にも変化がもたらされることもあるため、自分のためにもイメージチェンジはとても大切です。
特に女性は、美しいものが好き、可愛くありたいと心の底では思っている人が多いものです。服装に気を配ることで、気分が良くなり、恋のドキドキ感が再び蘇ってくることもあるでしょう。
愛情や感謝を口にして伝える
交際が長くなると、恋愛特有のドキドキ感やワクワク感は減ってきますが、相手に対する愛情は形を変えてもあるはずです。
しかし、口にしなければ相手には伝わりません。お互いにいることが当たり前で、ありがたみがなくなってきてしまいますが、日頃の感謝や好きだという気持ちは、言葉にして相手に伝えるようにしましょう。相手も気持ちを伝えられると、自分も何かを返したいという反応が起き、良い関係を築くことができます。
また、愛情や感謝の気持ちを口に出すということは、自分自身にも良い効果があります。
複数回接触を繰り返すことによって、その物事に興味が出たり、好感度が上がることを「単純接触効果」と言いますが、これは自分自身に行っても同じことが起こるそうです。
恋人のことを「好き」という言葉をつぶやくだけで、自分の中で単純接触効果が起き、より相手への好感度が上がっていくのです。
お互いへの気持ちを再確認してマンネリを脱却することができるかもしれません。大切という気持ちが出てきたら、ぜひその感情を素直に表現してみましょう。
マンネリ化を前向きにとらえよう
マンネリ化はマイナスなことではありません。マンネリ化を迎える前に別れてしまうカップルも多い中で、慣れてくるほどの付き合いをしているということは相性が良いという証拠です。
マンネリ化を前向きに捉え行動することで、今後も更に仲良くなれる可能性が高まっていくことでしょう。
ここからは、マンネリ化の前向きな捉え方と、これからの交際への活かし方についてお話していきます。
一緒にいることが当たり前になった証拠
マンネリ化は、基本的にマイナスなことではありません。
単に相手のことがわかってきたので、「知らないから知りたい」という興味や、新鮮さがなくなってきたというだけです。一緒にいることが当たり前になるほど、2人は近い存在になったのです。
恋人といっても人間関係なので、長く一緒にいると相手の嫌なところが目についたり、うんざりしてしまい別れてしまうということはよくあります。
その中でたまに合わないなと思うことや、こういうところが嫌だ、と思うことはあっても、別れるほどでもなく付き合い続けてきたというのは相性が良い証拠です。
「当たり前の日常を一緒に過ごしているだけですごい!」ということに気が付けば、マンネリ化も前向きに考えることができるでしょう。
もう一度ワクワクする恋愛にするチャンス
マンネリ化を感じるということは、2人の相性は悪くないけれど、デートや日常に刺激を感じなくなっているということです。
ここで少しの工夫をこらせばきっとまた仲良くなり、恋の始まりのようなドキドキワクワクを経験することができるでしょう。マンネリを感じるタイミングは、今後恋愛を楽しく長続きさせるためのチャンスです。
相性の悪いカップルは、お互いに飽きてくるとそのまま倦怠期に突入してしまい、相手に煩わしさや飽きを感じてしまうようになります。ネガティブな感情ばかりになって、早々に別れてしまうこともあるでしょう。
一方で単純な「マンネリ」を感じた場合は、新しいデートコースを考えたり、愛情を口にして伝えることで再び恋愛のテンションを高めることができる可能性があります。
お互いにマンネリ化への対応ができるようになれば、定期的に気持ちを盛り上げて長く交際していくことができるのです。
1人の時間を大事にするきっかけにする
恋愛の始まりは、恋人のことで頭がいっぱいになりがちで、自分を見失ってしまうことがあります。デートや一緒に過ごしている時間が楽しいあまりに、自分の時間を持つことを忘れて、気づかないうちにストレスが溜まってしまったり、将来に向けての勉強など自分のことが疎かになってしまうこともあります。
交際についても、何でも相手を優先していたらどこかで無理が生じて、突然別れたくなってしまうことも考えられます。
マンネリ化は、1人の時間も大切にする良い機会です。
恋人と離れて、自分のしたいことや自分のためになることを考えてみましょう。ゆっくりとくつろぐ時間を設けるだけでも、日々のストレスを和らげ、生活を豊かにすることができますよ。
適度な距離感を保ち、1人の時間を楽しんでいる人ほど恋人と長続きすることができるでしょう。
マンネリ化を解消して楽しい恋愛にしよう
マンネリ化とは、恋愛における刺激が少なくなり、飽きを感じている状態のことをいいます。飽きてしまっているので、デート頻度が減ったり、身だしなみに気をつかわなくなってしまったりするカップルもいます。
マンネリ化を解消するためには、新しいデートコースを取り入れてみたり、服装や髪型を変えてみたりして、刺激を与えてみると良いでしょう。
マンネリ化はマイナスなイメージがありますが、2人が一緒にいることが当たり前になったという証拠で、決してネガティブなことばかりではありません。
1人の時間を大切にしながら、お互いがドキドキできる方法を模索していけば、長く幸せに付き合っていくことができるでしょう。
マンネリ化を前向きに解消して、素敵な恋愛を楽しんでいってくださいね。