彼氏が怖いと怯えて付き合っていませんか。

そこで、彼氏が怖いと感じる場面や対処法、彼氏を怒らせずに別れる方法を紹介します。

彼氏を怖いと感じる原因は暴力であることが多く、暴力といっても物理的な暴力だけではなく、精神的な暴力など種類はさまざまです。

この記事では、暴力的行為の種類や具体的な行動、彼氏が怖いと感じるときの接し方、彼氏と穏便に分かれる方法を解説します。

彼氏の暴力が怖い、暴力的な彼氏とどのように接すればよいのか分からないという人はぜひ参考にしてください。

 

彼氏が怖いと感じるのはどんな時？どんな行動が暴力になる？

付き合っていて、彼氏のことが怖いと感じるのはよいことではありません。怖いとまで感じるのは、彼氏から暴力を受けていることが多いからです。

彼氏のことは怖いけれど、暴力は受けていないと思っていませんか。暴力といっても、殴る・蹴るといった物理的な暴力では無い可能性があります。

身体的・精神的・経済的・性的と大きく分けて4種類の暴力があります。もしかしたら当てはまっている人もいるかもしれません。

では、具体的にどのような行動が暴力になるのか4種類の暴力について詳しく見ていきましょう。

身体的な暴力を振るわれたとき

男女には体格差があり、男性のほうが背が高かったり、力が強かったりと体格的に有利です。少しの力でも女性にケガをさせられるほど力が強い人もいます。

そのような強い力で、暴力を受けたら女性でなくても相手を怖いと思うでしょう。

身体的な暴力には、どのようなものがあるのでしょうか。身体的な暴力行為について詳しく解説します。

殴る・蹴る・物を投げるなど

• 殴る・蹴る
• 物を投げつける
• 髪を引っ張る
• 皮膚をつねる
• 刃物を突きつける

ここで注目すべきなのが、刃物を突きつける行為です。刃物で刺すのは、もちろん身体的な暴力に該当します。刃物は突きつけただけでも、身体的な暴力になるほど威圧的な行為です。

基本的に肉体的に痛みを感じる行為は、身体的な暴力となります。身体的な暴力は、犯罪です。命の危険を感じることがあるかもしれません。

暴力を受けたら、警察や相談窓口に行ったり、電話したりして助けを求めましょう。

精神的な暴力を振るわれたとき

肉体的に痛みを伴うものだけが暴力ではありません。心に痛みを伴う精神的な暴力も、暴力の一つです。

精神的な暴力にはどのような行為が含まれているのでしょうか。詳しく解説します。

ひどいことを言われる・無視をするなど

• 馬鹿にするようなひどいことを言う
• 無視する
• 友達と関わることを禁止する
• 大声で怒鳴る
• 脅す
• 激しい束縛で行動を制限する
• メールやSNSを勝手に見る

精神的な暴力には、彼氏がカッとなって怒り出すようなものと、冷静な態度でありながらも心をえぐるような言葉を浴びせるようなものの2つがあります。

カッとなって突然怒り出すほうは、大声で怒鳴るようなことがあるため、大声を出されただけで体が固まるような怖さを感じるでしょう。

冷静な態度でも、馬鹿にすることを言われたり、無視されたりと気持ちが滅入るような言葉の暴力を受けるものがあります。

メールやSNSを勝手に見たり、友達と関わることを禁止するなど、激しい束縛も精神的な暴力に入るでしょう。

心を傷つけるような暴力は、精神的な暴力に分類されます。

経済的な暴力を振るわれたとき

お金が絡む暴力は、経済的な暴力です。経済的な暴力を受けると、経済的に困り、生活が立ち行かなくなることがあります。

経済的な暴力とは、どのような暴力を指すのでしょうか。経済的な暴力にあたる行為を詳しく解説します。

デート費用を払わない・借りたお金を返さないなど

• デート費用を払わない
• お金を借りても返さない
• 働かせない、仕事を辞めさせる
• 彼女のお金を勝手に使う

経済的な暴力には、お金を出さずに彼女に払わせるだけではなく、彼女にお金を稼がせないことも含まれます。

経済的な暴力は、勝手に彼女のお金を使ったり、無理な節約を命じたりと滅茶苦茶な金銭感覚や無理な経済的締め付けで、どんどん彼女を追い詰めていく行為です。

経済的に追い詰めることで、精神的にも、食事を満足にできないことや病院にいけないことから肉体的にも追い詰められてしまいます。

性的な暴力を振るわれたとき

4つ目が、性的な暴力です。カップル間であるため、表に出ることは少ないですが、被害を訴える人は少なくありません。

性的暴力によって望まない妊娠をするなど、女性が負う傷は体にも心にも深く残ります。

性的な暴力には、どのような行為が含まれるのでしょうか。性的な暴力について詳しく解説します。

性的行為を強要するなど

• 性的行為を強要する
• 避妊しない
• AVを見ることを強要する
• 裸や性行為の写真や動画を撮る
• 中絶することを強要する

性的行為は、2人合意の上でなければなりません。男性本位で行われるべきではなく、女性の意思も加味されるべきです。いつするのか、どのようにするのかなどさまざまなことを2人で決めなければなりません。

性的な暴力は、女性の合意なしで、性行為をされることです。避妊をしてもらえないケースもあり、女性は望まない妊娠に恐怖を感じることがあります。

妊娠したとしても、中絶を強要されることで、女性は肉体的にも精神的にも追い詰められてしまうでしょう。

裸や性行為の写真や動画を勝手に撮られ、画像や動画を拡散されるリベンジポルノに怯えるケースがあります。

また、女性が見ることを望まないAVを強制的に見せることも性的な暴力の一つです。

彼氏が怖いと感じたら取るべき行動とは？

暴力によって彼氏が怖いと感じたら、女性はどのような行動を取るべきなのでしょうか。

自分が暴力の被害に合うと、どのような行動をすればいいのか分からなくなってしまうことは多いです。彼氏が怖いと感じている女性は、ぜひチェックしてください。

彼氏に自分の気持ちを伝えてみる

話し合う余地があるなら、彼氏に自分の気持ちを伝えてみましょう。どんなことに怖さを感じたのかを話し、彼氏に理解してもらえれば、怖さを感じる行為をやめてもらえるかもしれません。

「〇〇と言われて傷ついた」「無視されてつらかった」など具体的にどのようなことをされて怖かったのかを話してみましょう。

彼氏に恐怖を与えているという自覚がなければ、話し合いを期に変わる可能性があります。

しかし恐怖を与えている自覚があってわざと恐怖を与えていたり、話を聞いてもらえなかったりするなら、話し合っても意味がありません。

信頼できる友人に相談する・助けを求める

自分が彼氏から暴力を受けているのか分からない、彼氏を怖いと思う自分がおかしいのかと不安に思っている人は、信頼できる友人に相談しましょう。

彼氏の暴力に悩んでいる人は、すぐに友人に助けを求める必要があります。彼氏に生活を支配されているなら、隙をついて、友人や家族にSOSを出しましょう。

日常的に恐怖を与えられていると、常態化してしまい「これが普通かもしれない」と思ってしまうことがあります。特に、精神的な暴力や経済的な暴力、性的な暴力は体に傷を伴うことがないため、暴力を受けている自覚が薄いものです。

彼氏が怖いと思うのは普通のことではありません。信頼できる友人に話をして、警察についてきてもらう、相談窓口への連絡を手伝ってもらうなど助けを求めましょう。

彼氏と距離を置いて、お互いに冷静になるのを待つ

彼氏が怖いと感じるなら、彼氏と距離を置くことも一つの手です。距離を置いている間に、お互いに冷静になり、よく考える時間を取れます。

暴力をふるう彼氏は、気持ちが暴走している状態かもしれません。彼女を愛するあまりに激しい束縛をするなどの暴力を行ってしまう場合もあります。

「元々は暴力をふるうような男性ではなかった」と思うなら、一度距離を置いて、彼氏の気持ちが落ちつくのを待つと、暴力が無くなるかもしれません。

距離を置いている間に、あなたも自分を見直す時間を取れます。

距離を置くことで、お互いに自分を見つめ直すことで、次に会う時にはよい関係を築けるほど成長した姿を彼氏に見せられるかもしれません。

怖い彼氏を怒らせずに別れるための方法

怖い彼氏への対処法を試したけれど、どれも効果を感じられず、別れを考えている人もいるでしょう。いざ別れようと思っても、今以上に彼氏を怒らせて、怖い思いをしそうだと尻込みしてしまう人も多いものです。

ここからは、怖い彼氏を怒らせずに円満に別れる方法を解説します。別れたいけれど、別れられないという人は、ぜひ参考にしてください。

別れたいことを彼氏に予感させる

急なタイミングで別れを切り出すと、彼氏を驚かせて逆上させてしまう可能性があります。少しずつ距離を取って「俺と別れたいのかな」と感じさせることで、心の準備をする時間を与えましょう。

彼氏の暴力などで彼氏のことを怖いと感じた瞬間に「別れたい！」と強く思い、衝動的に別れを切り出すことがあるかもしれません。

しかし急に別れを切り出すと、彼氏はなぜ別れを切り出されるのか分からず「別れたくない！」と彼氏も感情的になってしまう可能性が高いです。

• LINEの頻度を減らす
• 会う時間を減らしてできるだけ会わない

徐々に距離を取り、彼氏に別れを予感させましょう。心の準備ができていれば、別れ話をしても、受け入れてもらえる可能性があります。

別れたいことをしっかりと伝える

彼氏が怖いと難しいかもしれませんが、彼氏に別れたいことをはっきり伝えましょう。曖昧に別れ話をしても、彼氏は諦めきれず、別れてくれない可能性があります。

「もうあなたと付き合い続けることはできない」と言葉にすることで、彼氏の中で別れを決意できるかもしれません。

恐怖心で彼氏にストレートに別れを伝えることがためらわれるでしょう。しかしストレートに伝えることは、あなたの決意を固めるためにも重要です。

しっかりと彼氏に別れることを伝えて、恐怖から逃れましょう。

暴力を振るう彼氏の場合、2人きりで話をしない

暴力を振るう彼氏の場合、逆上して暴力を振るう可能性があります。別れ話をするときには、2人きりにならないようにしましょう。

2人きりにならないためには、友人などの立ち合いをしてもらったり、人目につきやすい場所で話し合いをしたりと人のいる場所で話し合いをする必要があります。

密室で2人きりだと彼氏に逆上されてしまうかもしれませんが、人目につく場所なら、人目を気にするため、暴れるようなことは少ないでしょう。

ファミレスなどの飲食店なら、別れ話をしても彼氏は暴走しにくいでしょう。暴力的な彼氏と話し合うときには、万が一のことを想定して、交番の近くの場所で話し合うと安心です。

友達や親などの第三者に協力してもらう

別れ話をするときには、友人や家族など第三者を交え、高圧的な彼氏に負けずに話し合える環境を整えましょう。

女友達だけに同席を頼むと、彼氏が暴力を振るってきたときに立ち向かえません。男友達だけに同席を頼むと、男友達との関係を疑われ、余計に感情を逆なでしてしまう可能性があります。

第三者に立会いを求めるなら、女友達と男友達それぞれ1人以上に立ち会ってもらうと安心です。

友人に現状を話すこと自体、気が引けてしまいますが、協力者を得ることで安全に別れやすくなります。

1人で立ち向かおうとせず、周りの人に助けてもらいましょう。

SNSや連絡先などのつながりをすべて消去する

別れ話ができたら、SNSやLINE、電話番号など全てのつながりを消去しましょう。

連絡ができる状態を保っていると、彼氏はまだやり直せると思ってしまうかもしれません。彼氏の恐怖に怯えたくないなら、彼氏とは連絡が取れないように縁を切りましょう。

共通の友人がいるなら、友人に別れたことや別れた経緯を話しておくと、友人経由で連絡を取ろうとしてきたときにも対処してもらえます。

徹底的につながりを消しましょう。

怖い彼氏の行動が異常かどうか判断するポイント

彼氏が怖いと思っているけれど、怖いと感じるのは気のせい…？と不安に思っていませんか。

そこで怖い彼氏の行動が異常かどうかを判断するポイントを3つ解説します。

暴力は犯罪行為。1回でも許されない

彼氏から暴力を受けることは普通ではありません。「1回だけだから…」と思うかもしれませんが、1回でも許されることではなく、犯罪行為です。

「愛しているから嫉妬をして暴力をしてしまう」という彼氏の言い分は間違っています。どのようなことがあっても、暴力が正当化されることはありません。

彼氏から暴力を受けて怖いと思っているなら、距離を置いたり、別れたりと対処したほうがよいです。

友人に相談して、彼氏が異常かどうか判断してもらう

「怖いと思う自分の気持ちはおかしい？」と思ってしまう人がいます。精神的な暴力によって、彼氏から罵倒されるなど精神的にダメージを受けると、判断がしにくくなるのでしょう。

そのようなときには、友人に彼氏について話して、客観的な意見をもらいましょう。「それは普通ではないよ。暴力だよ」と言われるなら、それは彼氏が異常だということです。

自分・第三者が迷惑をしている、いやな気持ちになる

あなたが彼氏のことを怖いと思っている時点で、彼氏は異常な行動をしている可能性が高いです。さらにあなたの友人や親にまで迷惑行為をしたり、嫌な気持ちにさせているなら、彼氏が異常な行動をしている可能性はさらに高まります。

• 彼女と友人を会わせないようにしている
• 彼女が実家に帰らせないようにしている
• 友人にお金を借りるように彼女に命じている

このような行動で友人や親に迷惑をかけているなら、彼氏の行動は異常です。自分だけではなく、大切な友人や親にまで迷惑をかけている事実を見れば、彼氏の異常さに気づくのではないでしょうか。

まとめ

彼氏が怖いと思う原因には、暴力があります。暴力は身体的な暴力の他に、精神的な暴力、経済的な暴力、性的な暴力があり、どれも人にしてもよい理由はありません。犯罪行為です。

彼氏が怖いと思う行為をやめてもらうために、まずは話し合うことが大切ですが、それでも改善されないときには、別れを検討する必要があります。別れるときには、タイミングや場所などを選んで慎重に行いましょう。

彼氏の行動が本当に異常か分からないと不安を感じたら、友人に判断してもらうとよいです。信頼できる友人や親、行政に助けを求めて、1人で抱え込まないようにしましょう。