ザイオンス効果って何?恋愛に使える心理効果やその方法を紹介!

ザイオンス効果」という言葉を聞いたことがありますか?

ザイオンス効果とは、恋愛に活かせる心理学テクニックの一つです。ザイオンス効果を上手く使えるようになると、好きな人との恋愛が成就するかもしれません。

しかし、心理学テクニックを使うときの注意点もいくつかあります。

この記事では、ザイオンス効果とは何か、ザイオンス効果を恋愛に活かす方法を紹介していきます。

また、ザイオンス効果以外の心理学テクニックも紹介しており、それらを使うメリットやデメリットも詳しく紹介しています。

好きな人を振り向かせたい、恋愛を成功させたい人に参考になる内容ですので、ぜひご覧ください。

目次
  1. ザイオンス効果とは?
  2. 恋愛にザイオンス効果を活かす3つの方法
  3. 恋愛でザイオンス効果を使いたいときに気をつけること
  4. ザイオンス効果のように恋愛に使える心理学テクニック5選
  5. ザイオンス効果などの心理学のテクニックを恋愛に使うメリットとデメリットとは?

 

ザイオンス効果とは?

はじめに、ザイオンス効果について解説します。

ザイオンス効果は、心理学で使われることが多いテクニックの一つです。単純接触効果と呼ばれることもあります。

繰り返しの接触により、好感度が上がる効果のこと

対象の人に、意識的に繰り返し接触して好感度を上げる効果のことを「ザイオンス効果」と呼びます。

日常生活の中で、何度も流れてくるテレビコマーシャルの音楽を覚えてしまい、つい口ずさんでしまうことはありませんか?このような現象も、ザイオンス効果によるものです。

またお店に行った際、初めて対応してくれる店員よりいつも対応してくれる店員のほうが安心する・嬉しいと思ったことがある人も多いでしょう。

このように、人は自分と接触する機会が多い人や物に対して親近感を感じやすいです。これらを恋愛に上手く活かせると、好きな人にとって気になる存在になれる場合があります。

恋愛にザイオンス効果を活かす3つの方法

次に、恋愛にザイオンス効果を活かす3つの方法を紹介します。ザイオンス効果を上手く使えると、好きな相手を振り向かせることができるでしょう。

  • 直接会う回数、話す回数を増やす
  • LINEなどのSNSで、会えなくても連絡を取り続ける
  • プレゼントをあげたり、私物を貸したりする

1.直接会う回数、話す回数を増やす

恋愛にザイオンス効果を活かすためには、直接会う回数や話す回数を増やすことがおすすめです。

相手のことを好きだと心の中で思ったり目で追いかけるだけでは、ザイオンス効果は期待できません。

  • とにかく相手の視界に入ること
  • 少しの時間でもいいから話すこと

これらを意識してみましょう。

一度に長い時間一緒にいたり話したりする必要はありません。毎日相手の目を見て挨拶するだけでもOKです。

2.LINEなどのSNSで、会えなくても連絡を取り続ける

ザイオンス効果を恋愛に活かすために、LINEなどのSNSで会えなくても連絡を取り続けましょう。

直接会う、話すことに加えて、会えないときも連絡をするとより効果的です。会えない期間に連絡することで、相手があなたのことを考える時間が増えるからです。

好きな人に意識してもらうためには、まずは相手にとって気になる存在にならなくてはなりません。

また、直接LINEしなくても、TwitterやInstagramなどのSNSにコメントする方法もおすすめです。会えない期間も相手にアピールする方法はあるため、接触できる方法はないか考えて実践してみましょう。

3.プレゼントをあげたり、私物を貸したりする

恋愛にザイオンス効果を活かすために、プレゼントをあげたり私物を貸したりする方法もおすすめです。

何か物をあげると、相手はそれを見る度にあなたのことを思い出します。直接会ったり連絡を取っていない間にもあなたのことを考える時間を作れるため、ザイオンス効果がより期待できます。

相手に自分のことを意識してもらうことが目的のため、何かプレゼントする場合は高額なものなどは避けましょう。

日常使いしやすいようなコップや食器、文房具、ハンカチなどがおすすめです。

恋愛でザイオンス効果を使いたいときに気をつけること

次に、恋愛でザイオンス効果を使いたいときに気を付けることを紹介します。

以下のポイントに注意しないと、逆効果になって失敗してしまう可能性があるため注意しましょう。

  • 長い時間、無理をしてコミュニケーションを取らない
  • 連絡を取るのは常識の範囲内で

長い時間、無理をしてコミュニケーションを取らない

直接話すときやSNSで連絡をとるときに、長い時間コミュニケーションを取ろうとするのはやめましょう。

ザイオンス効果を活かすためには、時間ではなく接触する回数を増やすことが大切です。そのため、直接話すときは挨拶程度か一言、二言でもいいでしょう。

また、LINEや電話なども長時間する必要はありません。「今何してるのか気になっただけだよ、また明日ね」などと、自分から早く切り上げるくらいが丁度いい場合もあります。

一度のコミュニケーションの時間が短いほうが、次の日も違和感なく接触することができるでしょう。

相手に自分の存在をアピールしたいという理由で、長い時間無理してコミュニケーションを取ろうとすると「しつこいな」と思われてしまう可能性があります。

連絡を取るのは常識の範囲内で

連絡を取る際は、常識の範囲内で行うことが大切です。

連絡がしたくなったからといって時間を気にせずに夜中にLINEや電話をすると、常識のない人だと思われてしまいます。また、1日に何十回も接触しようとするのは不自然です。

相手のSNSの投稿全てにコメントするような行動も「ストーカーみたいで怖い」と思われる可能性があるため、気を付けましょう。

また、相手の連絡先を知らない場合は、直接聞くことがおすすめです。人伝いに連絡先を勝手に聞くなどの行為は、相手を不快にさせてしまう可能性があります。

ザイオンス効果が有効なのは何回まで?

実は、ザイオンス効果を得るための行動は、回数が多ければいいというわけではありません。

相手に接触する回数は、どのくらいまでが効果的なのでしょうか。

ザイオンス効果は10回が最大とされている

ザイオンス効果を恋愛に活かすためには、10回の接触が最大だといわれています。

そのため、1日に何十回も接触したり、毎日挨拶するのを1ヶ月続けようとしても、ザイオンス効果は期待できないでしょう。

また、どんな相手にもザイオンス効果を活かせるわけではありません。元々仲の良い相手や、あなたのことをあまりよく思っていない相手に接触しても効果を感じられない場合があります。

接触する相手とあなたの関係性を考慮して、アプローチすることが大切です。

ザイオンス効果のように恋愛に使える心理学テクニック5選

ザイオンス効果以外の心理学テクニックもあります。

ここでは、ザイオンス効果のように恋愛に使える心理学テクニックを5つ紹介します。

  • 吊り橋効果
  • カリギュラ効果
  • 返報性の原理
  • ミラーリング効果
  • ゲイン・ロス効果

吊り橋効果

吊り橋効果は有名な心理学テクニックのため、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

吊り橋を渡るようなドキドキする体験をしたときに「一緒にいる相手にドキドキしているってこと?」「このドキドキは、相手のことが好きだから?」と勘違いする効果を、吊り橋効果と呼びます。

  • 吊り橋を渡る
  • お化け屋敷に入る
  • ジェットコースターなどのアトラクションに乗る

このような行動で、吊り橋効果が期待できる場合があります。

しかし、この吊り橋効果を感じられるのは一瞬です。その後もドキドキを感じてもらうためには、積極的にデートに誘ったり好意があると伝わるようにアプローチする必要があります。

カリギュラ効果

カリギュラ効果を活かすことも、心理学テクニックの一つです。

カリギュラ効果とは「絶対に見てはいけないよ」と言われたものを見たくなったり「誰にも話さないで」と言われたことを話したくなってしまう現象のことです。

あなたも、このような経験がありませんか?

このカリギュラ効果を恋愛に活かすときは、好きな相手と自分だけの秘密を作るのがおすすめです。

  • 「この話は〇〇くんにしか話してないんだ…秘密だよ」
  • 「〇〇ちゃんにしか相談できないことなんだけど…」

このように2人だけの秘密を作ると、相手があなたに興味を持ってくれる可能性が高くなります。

返報性の原理

返報性の原理とは、プレゼントをもらった相手にお返しをしたくなる現象のことです。

プレゼント以外にも、褒められたり好意を寄せられた際に、返報性の原理が働く場合があります。

この返報性の原理を恋愛に活かすと、相手と距離を縮められるかもしれません。

「〇〇くんはスタイルがいいよね、何でも服が似合うしおしゃれで素敵だな」などと褒めると、相手もあなたのことを褒めなきゃと思っていいところを探してくれる場合があります。

また、元気がないときに優しく声をかけて気遣うことで、あなたにも同じように優しく接してくれるようになるかもしれません。

ミラーリング効果

ミラーリング効果も、ザイオンス効果のように恋愛に活かせる心理学テクニックです。

自分と同じような行動をする人や共通点が多い人に親近感や好意を感じる現象を、ミラーリング効果と呼びます。

趣味や好きなテレビ番組が同じ、出身地が同じなどの相手に親近感を感じ、気が合うかもしれないと感じたことがある人も多いでしょう。

しかし、趣味が全く違う場合や、探しても共通点があまりない場合もあります。そのようなときは、自分からミラーリング効果を狙いにいく方法がおすすめです。

  • 相手と同じポイントで笑うようにする
  • 相手の話すスピードや声のトーンに合わせる

このような小さなことを意識するだけで、相手にとって気になる存在になれることがあります。

ゲイン・ロス効果

ゲイン・ロス効果も、恋愛に活かせる心理学テクニックの一つです。

ゲイン・ロス効果とは、悪い印象からいい印象に変わったときの影響が大きい現象のことです。

例えば、以下のようなギャップもゲイン・ロス効果に当てはまります。

  • 女好きだと思っていた男性が、1人の彼女と長年付き合っていた
  • 怖い雰囲気で近寄りがたいと思っていた人が、実はとても優しかった

このように、悪い印象からいい印象に変わったときのほうが、相手の心に大きな影響を与えるそうです。

ゲイン・ロス効果を恋愛で活かしたい場合は、普段の自分とは違う一面を見せる努力をしてみることがおすすめです。

例えば、普段はパンツスタイルの女性がスカートを履いたり、いつもは自分から話しかけない男性が積極的に話しかけたりするのも、効果的でしょう。

ザイオンス効果などの心理学のテクニックを恋愛に使うメリットとデメリットとは?

最後に、ザイオンス効果などの心理学のテクニックを恋愛に使うメリット、デメリットを紹介します。

心理学のテクニックを恋愛に使うメリット

まずは、心理学のテクニックを恋愛に使うメリットを紹介します。

  • 効果的に相手の好意を引き寄せることができる
  • すべきことが明確なので余裕を持って相手と接することができる

効果的に相手の好意を引き寄せることができる

心理学のテクニックを使うことで、効果的に相手の好意を引き寄せることができるのは大きなメリットです。

好きな人ができてもどうやってアプローチすればいいか分からず、何もしないままでは2人の関係に変化が起きません。

しかし、心理学のテクニックを使えば相手に自分のことを意識させ、相手にとって特別な存在になれる場合があります。

何も分からない状態でアプローチするより、効果を感じられるでしょう。

すべきことが明確なので余裕を持って相手と接することができる

心理学のテクニックの方法や効果を知ることで、自分の行動によって何が起こる可能性があるか予測できます。

そのため、余裕を持って好きな人に接することができる点は、メリットです。

好きな人の前では緊張しすぎて何もできなくなってしまうような人は、心理学のテクニックを活かして近付く努力をしてみることがおすすめです。

心理学のテクニックを恋愛に使うデメリット

次に、心理学のテクニックを恋愛に使うデメリットを紹介します。

  • 相手に心理テクニックを用いていることがバレる

相手に心理テクニックを用いていることがバレる

心理学のテクニックの使い方が下手な場合、相手に心理テクニックを用いて好きになってもらおうとしていることが伝わってしまう可能性があります。

そのため、心理学のテクニックを使うときはさりげなさを意識することが大切です。

「今のはわざと意識させるための行動なんだろうな」などと気付かれてしまうと、相手の気持ちが冷めてしまう場合もあるため、心理テクニックは慎重に使いましょう。

まとめ

この記事では、ザイオンス効果(単純接触効果)とは何か、心理学のテクニックを恋愛に活かす方法などを紹介してきました。

ザイオンス効果は、気になる相手に繰り返し接触することで好感度を上げたり意識させる効果のことです。

直接会う回数や話す回数を増やす、プレゼントをあげるなどの行動で、相手に自分のことを意識させられる場合があります。

しかし、ザイオンス効果を恋愛に活かせるのは10回程度が限度のため、何度も接触すればいいというわけではありません。

また、ザイオンス効果以外にも、吊り橋効果やミラーリング効果などの恋愛に活かせる心理学のテクニックがたくさんあります。

上手く使えれば効果的に相手の好意を引き寄せられますが、相手に心理テクニックを使っていることがばれてしまう可能性もあります。

好きな相手に不自然だと思われないように上手く心理テクニックを使えば、相手も気になる存在になれるでしょう。

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