愛とは何?愛は1種類ではない?愛に関する名言や愛される人になるための方法を紹介

「誰かを好きになったことはあるけれど、恋と愛は何が違うの?」
「愛とは何?」

このように、愛とは何か分からない人もいるのではないでしょうか。映画やドラマでも「愛してる」などという言葉がよく使われますが、好きな気持ちと何が違うのか、気になったことがあるのではないでしょうか。

実は、愛にはいくつかの種類があり、恋人以外にも愛という感情を持つことができます。

この記事では、愛とは何か、どんな種類があるかを紹介していきます。

また、愛に関する名言愛される人になるための方法も解説していますので、愛について詳しく知りたい人はぜひ最後までご覧ください。

目次
  1. 愛とは?
  2. カップルや恋人以外に感じる愛とは?
  3. どんなときに恋人に愛を感じる?
  4. 愛に関する名言
  5. 愛される人になるための方法とは?

愛とは?

愛という言葉は聞いたことがあるけれど、具体的な意味を知らずに使っている人は多いです。

まずは、愛とはどのような感情でどのような意味を持つのか、解説していきます。

  • 相手を大切に思う気持ち
  • 相手とあらゆる感情や物を共有していたいと思う気持ち
  • お互いに相手に与えあうことを苦に思わない感情

相手を大切に思う気持ち

愛とは、相手を大切に思う気持ちです。

可愛い・かっこいい・好きだ・一緒にいたいなど、表面的な気持ちではなく、相手の存在そのものを大切に思う気持ちを「愛」と呼びます。

例えば、以下のような感情を持っている相手には、あなたは愛を持っているといえるでしょう。

  • 自分よりも相手が幸せになってほしい
  • 相手のためならどんなことでもできる
  • 相手が喜ぶと自分も嬉しくなる
  • 相手の幸せのためなら、体を張ってでも守りたい

相手とあらゆる感情や物を共有していたいと思う気持ち

愛とは、相手とあらゆる感情や物を共有していたいと思う気持ちです。

他人と自分が「私たち」という関係性になれた場合、2人の間には愛があります。

  • 美味しいものを食べたときに、相手にも食べさせてあげたいと思う
  • 嬉しいことがあったときに、1番に報告したいと思う
  • 自分が使って良かったと感じたものを、相手にも使ってほしい

このように、自分の幸せと相手の幸せを共有したいと考えている相手には、あなたは愛を感じているでしょう。

お互いに相手に与えあうことを苦に思わない感情

お互いに相手に与えあうことを苦に思わない感情を、愛と呼びます。

愛はどちらか一方の思いでは成り立ちません。相手と自分の双方向で感情が動くことで、愛が成り立ちます。

どちらか一方は相手に与えたいと思っているけれど、もう一方は与えてもらいたいと強く思っている場合、その2人の間に愛があるとはいえません。

愛と恋の違いとは?

愛と恋の違いをご存じですか?

「恋をした」「愛してる」などの言葉をよく耳にするかもしれませんが、愛と恋は全く違うものです。

恋は自分中心の感情のため「好きな人に好かれたい。自分が幸せになりたい」というような感情が含まれています。また、好きな人に恋をしている自分が好きだったり、自分の欲を優先して相手に多くを求めてしまうこともあるでしょう。

愛は、自分の気持ちよりも相手の気持ちが大切で「自分の幸せより相手の幸せが大事」というような感情です。そのため、相手に多くを求めたり相手が傷つくような行動をすることはありません。

自分本位の感情の場合は、愛ではなく恋です。

恋は急に生まれる、愛は時間をかけて生まれる

愛と恋の大きな違いがもう一つあります。

それは、恋は急に生まれるけれど、愛は時間をかけて生まれることです。

例えば、見た目が好みの人に出会ったときや優しくされたことがきっかけで、恋に落ちることがあるでしょう。一目惚れも恋に当てはまります。

しかし、出会ったときから誰かに愛を感じる人はいません。

愛は、お互いのことを大切に思いながら一緒に過ごしていくうちに、自然と生まれてくるものです。

出会ったその日に愛が生まれることもないため、出会って間もないのに「愛してる」などという言葉を使うのはおすすめできません。

カップルや恋人以外に感じる愛とは?

恋は異性や好きな人に対して感じるものですが、愛は異性や好きな人以外にも感じる場合があります。

ここでは、カップルや恋人以外に感じる愛の種類について紹介していきます。

  • 友人に対する愛
  • 家族に対する愛
  • 自分に対する愛
  • 自分の趣味や好きなものに対する愛

友人に対する愛

愛にはさまざまな種類がありますが、友人に対する愛もあります。

「フィリア」という深い愛情を表す愛の種類は、友人に対する愛のことです。

恋人ではないけれど、他の人には感じないような感情を持っている友人はいませんか?以下のような感情を友人に感じている場合、あなたはその友人を愛していると考えられます。

  • 「〇〇(友人)が喜ぶことなら何でもしてあげたい」
  • 「〇〇が幸せなら自分も嬉しい」

フィリアは恋愛と同じくらい深い愛に発展することもあり、精神的なつながりを表す「プラトニックな友情」と言われることもあります。

家族に対する愛

愛の種類には、家族に対する愛もあります。

家族に対する愛は「ストルゲー」という家族愛を表す種類に分類され、親子や兄弟の間で生まれることがあります。

家族の中で信頼関係が築かれており、一緒にいて安心感を感じる・お互いに支え合いながら生きている場合、家族間で愛が生まれているでしょう。

自分に対する愛

愛の種類には、自分に対する愛もあります。

「フィラウティア」と呼ばれる自己愛は、自分自身のことを大切に思う感情のことです。古代ギリシャ人は、自分を愛することで他者を愛することができると考えていたそうです。

自分自身を愛せない人は「愛」という感情が分からないため、他者を愛することができないでしょう。

しかし、自分に対する愛が大きくなりすぎてしまうと自己愛が強すぎるナルシストになってしまう場合もあります。

自分の趣味や好きなものに対する愛

自分の趣味や好きなものに対する愛もあります。

  • 好きなキャラクターや俳優
  • 漫画
  • コレクションしている物 など

上記のようなものに対して、深い愛を感じている人はいるでしょう。このような愛は、自分の欲を満たしてくれる「マニア」という種類の愛に当てはまる場合があります。

このような愛は、強くなりすぎると我を忘れてハマりすぎてしまう可能性があるため、注意が必要です。

どんなときに恋人に愛を感じる?

恋人がいる人は、自分のこの感情が愛なのか、分からない人もいるのではないでしょうか。

ここでは、どんなときに恋人に愛を感じるのか、紹介します。

  • 辛いとき、寂しいときに支えてくれる
  • 相手とスキンシップをとったとき
  • いつでも自分の味方でいてくれるとき

辛いとき、寂しいときに支えてくれる

恋人が、自分が辛いときや寂しいときに支えてくれると、愛を感じることがあります。

仕事で大きなミスをしたとき・大切な人が亡くなったとき・何も上手くいかず落ち込んでいるときなどに、そっとそばにいてくれる恋人がいると安心します。

1人きりでは心細いタイミングでそばにいて支えてくれる人は、自分のことを大切に思ってくれている人です。

見返りを求めているわけではなく、純粋に支えたいという気持ちが伝わってくると、相手に対して愛を感じるでしょう。

相手とスキンシップをとったとき

恋人とスキンシップをとったときに、愛を感じる人も多いでしょう。

手をつないだりハグをしたり、スキンシップをとれるのは恋人同士の特権です。スキンシップをとってお互いの体温を感じると、安心したり心が落ち着いて穏やかな気持ちになれます。

そのようなとき、恋人のことを愛おしいと思うはずです。

いつでも自分の味方でいてくれるとき

辛いときや大きな決断に迷っているときなど、いつでも自分の味方でいてくれる恋人に愛を感じる人も多いでしょう。

自分の外見やスペックなどしか見ていない恋人は、いつでも味方でいてくれるとは限りません。自分の弱いところやダメなところも含めて受け入れてくれて、いつでも見方でいてくれる人は貴重で大切な存在です。

どんな姿でも自分の味方でいてくれる人からは、愛を感じます。そのようなときに、自分も相手のことを愛していると感じられるでしょう。

愛に関する名言

世の中には、愛に関する名言があります。

ここからは、愛に関する名言の中から代表的なものを紹介していきます。

  • 恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの
  • 愛する――それはお互い見つめ合うことではなく、一緒に同じ方向を見つめることである
  • 愛とは分け隔てをせず、ただ与えるもの

恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの

恋とは自分本位なもの、愛とは相手本位なもの」という名言は、美輪明宏さんの言葉です。

この記事内でも解説してきましたが、恋と愛は全く違います。

恋は自分のためにしているものといえます。「自分が幸せになりたいから好きな人と付き合いたい」「好きな人と〇〇にデートに行って、友達に自慢したい」などと思うのは、恋です。

愛は相手本位なもののため、相手の幸せを1番に考えます。「〇〇をしたら相手が喜ぶだろうな」「自分が傷ついても、相手が幸せになるならそれでいい」と思うのが愛です。

美輪明宏さんのこの名言には、そのような思いが詰まっているのでしょう。

【美輪明宏のプロフィール】
名前:美輪明宏(みわあきひろ)
生年月日:1935年5月15日
出身:日本・長崎県
職業:歌手・俳優・声優・演出家・タレント

愛する――それはお互いに見つめ合うことではなく、 いっしょに同じ方向を見つめることである

愛する――それはお互いに見つめ合うことではなく、いっしょに同じ方向を見つめることである」という名言は、サンテグジュペリの言葉です。

サンテグジュペリは、フランスの作家で「星の王子様」などを執筆した作家です。

「愛する=見つめ合うことではない」という考え方に驚く人も多いでしょう。愛する人とは見つめ合い、手を取り合って生きていくというイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。

しかし、サンテグジュペリは「愛する=いっしょに同じ方向を見つめること」という言葉を残しました。

もちろん、愛する人と見つめ合うことも大切です。この言葉には、愛する人と生きていくためには、同じ方向を向いて同じ考えでいっしょにいることが大切だという意味が込められているのでしょう。

人生には楽しいことだけでなく、辛いこともたくさんあります。そのような場面でも、お互いに助け合って生きていけるかどうかが大切だ、という意味もあるのかもしれません。

【サンテグジュペリのプロフィール】
名前:サンテグジュペリ
生年月日:1944年7月31日
出身:フランス・リヨン
職業:作家・パイロット

愛とは分け隔てをせず、ただ与えるもの

愛とは分け隔てをせず、ただ与えるもの」という言葉は、マザーテレサの名言です。

マザーテレサはポジティブになれるような名言をたくさん残していますが、その中の一つにこの名言があります。

愛とは、自分のことを大切にしてくれる人・そうでない人など、どのような相手に対してもただ与えるものだという意味のようです。

しかし、どのような相手に対しても同じように愛を与えられる人は少ないです。まずは、家族や友人、恋人など、自分の近くにいる人達を大切に思い、愛を与えられる人になりましょう。

【マザーテレサのプロフィール】
名前:マザーテレサ
生年月日:1910年8月26日
出身:北マケドニア・スコピエ
職業:カトリック教会の聖人

愛される人になるための方法とは?

誰でも、愛される人になりたいと思うものです。

最後に、愛される人になるための方法を解説します。

  • 他人に対して興味を持つ
  • 感謝の言葉やポジティブな言葉を口癖にする
  • 誰に対しても気遣いを持って接する

他人に対して興味を持つ

周りの人に愛される人になりたいのであれば、他人に対して興味を持ちましょう。

自分に興味を持ってくれた人のことは、気になってしまうものです。自分の周りの人に興味を持ち、積極的に会話をしたり質問をしたりして距離を縮めてみましょう。

自分から何もアクションを起こさずに、誰かに愛されたいというのはわがままです。愛されたいのであれば、まずは自分が周りの人を愛して、愛される人間になれるように努力しましょう。

感謝の言葉やポジティブな言葉を口癖にする

感謝の言葉やポジティブな言葉を口癖にしましょう。

どんなに小さなことでも、自分のために何かしてもらったときは「ありがとう」と伝えることが大切です。どんなに親しい間柄でも、感謝の気持ちを伝えることを怠ってはいけません。

また「でも…」「どうせ…」などのネガティブな言葉は使わず、ポジティブな言葉を口癖にすることがおすすめです。ポジティブな人と一緒にいると幸せな気持ちになるため、周りに人が集まってきます。

誰かと話し合いをするときも、相手の話を否定するのではなく、まずは共感・肯定をしてから自分の意見を伝えるようにしましょう。

誰に対しても気遣いを持って接する

愛される人になるためには、誰に対しても気遣いを持って接することが大切です。

恋人・家族・友人・後輩・先輩など、多くの人と関わる機会があります。どのような場面でも、誰に対しても気遣いを持って接することができる人は、愛されます。

相手によって態度を変えたり、自分を優先するような行動をしたりするのはおすすめできません。

まとめ

今回は、愛とは何か、愛に関する名言や愛される人になるための方法などを紹介してきました。

愛とは、相手のことを大切に思う気持ちです。自分本位ではなく、相手本位で考えることができ、自分と相手との間で時間をかけて育まれます。

愛は恋愛において使われることが多い言葉ですが、友人への愛や家族への愛・自分への愛などさまざまな種類があります。気付いていないだけで、既にあなたは誰かに愛を感じているかもしれません。

恋人同士であれば、寂しいときにそばにいてくれたり、自分の見方でいてくれると分かったときに、愛を感じる人が多いです。

愛される人になるためには、まずは他人に興味を持ち、誰に対しても感謝の言葉や気遣いを忘れないように心掛けましょう。

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