カップルの金銭問題としてよく言われているのが「割り勘」問題です。カップルでデートをするときに、割り勘することについてみんながどう思っているのか知りたいと思っている人は少なくないでしょう。
そこで、デートで割り勘することについて、シチュエーション別で紹介します。一口に割り勘といっても、そのときの状況やカップルの年齢、収入などによっても割り勘に対する考えは違うはずです。
この記事では、カップルのデートで割り勘はありかなしかなど、割り勘事情について解説します。
- カップルでのデートで割り勘する人はあり?なし?
- カップルの状況別、デートの会計事情とは?割り勘する理由とは?
- 割り勘する・しないはカップルの仲に関係する?
- まとめ
カップルでのデートで割り勘する人はあり?なし?
そもそもカップルのデートで割り勘することをありと思う人が多いのか、なしと思う人が多いのか気になる人は多いのではないでしょうか。
そこでここからは、カップルで割り勘がありな人の意見となしな人の意見を紹介します。
カップルで割り勘するのがありな人の意見とは?
まず、カップルで割り勘するのがありな人の意見を3つ解説します。
奢られると次回のデートが断りづらい
相手に奢ってもらうと、次回のデートが断りにくくなるという意見がありました。
奢ってもらって次が無いとなると、奢り損のような形になってしまうため、奢った相手に悪いと思われてしまうと感じる人が多いようです。
奢られると片方の負担になってしまう
片方だけがデート代を支払うと、片方の負担が大きくなります。
デートを重ねるたびに奢ってもらってしまうと、片方だけに負担かかってしまい、奢られる方としても気を遣ってしまうのでしょう。
奢られるのが好きじゃない
中には、奢られるのが好きではない人もいます。それは「相手にお金を出させている」と思ってしまうからかもしれません。
食事に行っても、相手の奢りとなると気を遣って好きなものを食べることができないなど、奢られることでデートを楽しめなくなってしまう人もいます。
カップルで割り勘するのがなしな人の意見とは?
カップルで割り勘するのがなしだと思う人は、どのような意見があるのでしょうか。3つの意見を解説します。
奢ってくれる人の方が印象がいい
奢ってくれる人のほうが印象がよいという意見があります。割り勘すると、ケチと感じてしまう人もいるようです。
何も言わず、スマートに奢ってくれる人のほうが大人の印象があるのかもしれません。
お金を多く持っている方が払うべき
男性が払うべき、女性が払うべき、割り勘にするべきというよりも、お金を多く持っているほうが払うべきという意見があります。
お金を持っているほうが金銭的余裕があるため、合理的です。稼いでる金額で比較して、余裕があるほうが払うという考え方もありますが、デートをするときにお金を多く持っているほうが払うべきという意見もあります。
割り勘だとケチに見える
割り勘だと相手がケチに見えるという意見から割り勘否定派の人は多いです。
割り勘をするときに、1円単位で割り勘するなど、割り勘方法によってもケチに見える原因はあるのかもしれません。
男性のほうが女性よりも食事を多く食べるのに、食事代が女性と半分になるのはおかしいという意見から、割り勘にするとケチな男性と感じる人もいます。
カップルの状況別、デートの会計事情とは?割り勘する理由とは?
割り勘する状況によっても、割り勘がありかなしかが変わってきます。
特に、学生同士のカップルか社会人同士のカップルかによって、経済状況が大きく異なるため、割り勘事情も変わるでしょう。
ここからは、カップルの状況別でデートの会計事情を解説します。割り勘をするなら、どうして割り勘をするのか、理由まで解説するので、割り勘するかを悩むカップルはぜひ参考にしてください。
学生同士のカップル
学生同士のカップルの場合、割り勘にすることが多いです。
学生同士ということで、男女で収入に差がほとんどありません。そのため、割り勘になっても、嫌だと感じる女性は少ないのでしょう。
また、共働きが増え、女性の社会進出が進む現代では、男性が働いて、女性は奢ってもらうという考えが減ってきています。
昔とは違う男女平等の価値観を持つ人が増えてきたことも、割り勘への抵抗が少ない理由の一つです。
一方が学生、一方が社会人のカップル
片方が学生で、もう片方が社会人のカップルだと状況が異なります。それに加えて、年齢差があるとまた状況が異なるため、年齢差がある場合と無い場合で割り勘事情を見ていきましょう。
歳の差がある場合
歳の差がある場合、年上のほうが支払うことが多いです。年上のほうが社会人であることが多く、収入は学生よりも多いことが多いでしょう。
自分よりも年下で稼ぎも少ないとなると、奢ってもらおうという気持ちになかなかなれません。
歳の差がない場合
歳の差がない場合、収入が多い方が多く支払うか、奢るかすることが多いでしょう。
年齢で比較することはできませんが、収入で比較することはできるため、必然的に収入が多いほうが支払うことが多くなります。
女性のほうが収入が多い場合でも、女性が多く支払うか、奢ることが多くなるでしょう。ただし、男性の収入が増えてくれば、割り勘や男性が奢ることが増える可能性もあります。
社会人同士のカップル
社会人同士のカップルの場合は、どのような会計事情になるのでしょうか。2つの会計事情を解説します。
完全に割り勘
社会人同士なら、お互いに稼ぎがあるため、割り勘するカップルは多いです。
年齢が上がるほど「男性がデート代を支払うものだ」という考えを持っている人が増えるため、男性が奢るケースが多いでしょう。
1軒目が男性、2軒目が女性が支払うといった割り方
割り勘にするカップルは多いですが、お会計のたびに半分にして支払うのは面倒なものです。
カップルによっては、1軒目は男性が支払い、2軒目は女性が支払うというように、スマートな方法で割り勘するカップルもいます。
ちょうど半分に割り勘できているわけではありませんが、会計でもたつかず、奢ることも奢られることもない割り勘状態がちょうどよいのかもしれません。
ただし、1軒目のほうがお会計が高くなりやすいため、収入が多いほうやお金を多く持っているほうが支払うなど工夫が必要です。
2軒目を支払ったほうがデザートを買うといった調整の方法も良いかもしれません。
カップルになる前のデートでは?
難しいのが、カップルになる前のデートです。お互いのことを知っていく段階で、手探り状態でもあるため、会計をどうするのか悩む人は多いでしょう。
男性が支払うケースが多い?
カップルになる前のデートでは、男性が支払うケースが多いです。男性が女性に好きになってほしい、いいところを女性に見せたいと思うほど、男性が支払うことが多くなるでしょう。
女性としては、割り勘派も男性に奢ってほしい派もいるため、意見が別れるところです。
割り勘する・しないはカップルの仲に関係する?
割り勘するかしないかは、カップルの仲にも関係するのかもしれません。割り勘がどうしてカップルの仲にも関係するのか、3つの理由を解説します。
お互いの収入が判断の大きな材料に?
お金が絡むことであるため、お互いの収入が大きな判断材料となります。
収入が多いほうが支払うのが合理的な考えではありますが、昔からある「男性が奢るべき」という考えを持つ人だと、収入だけを判断材料にすることはできません。
また、お互いの収入状況を知れば、どちらかに大きな負担をかけることなく、補い合えるはずです。収入について話すことで、より仲を深められる可能性があります。
よく話し合って、フォローし合える仲になることが大切です。
お金を出す行為は自己犠牲の現れ?
お金を出して、相手を喜ばせたいと思うのは、自己犠牲の現れだという意見があります。お金は誰にとっても大切なものです。
大切なお金を使ってでも、相手のことを喜ばせたいと思うのは立派な自己犠牲なのかもしれません。つまり、奢ることこそ相手への愛情表現だという考えもあります。
女性だからと奢られることは嫌だという意見も
女性だからという理由で奢られることを嫌がる人もいます。女性だから奢るというのは、男女平等の考えと反しているため、女性を下に見られていると感じる人も少なくありません。
まとめ
カップルで割り勘する人は増えてきていて、割り勘に抵抗を感じる人も少なくなってきています。しかしカップルの事情によっては、どちらかが多く負担したり、奢ったりすることで、バランスを保つことができる場合もあるでしょう。
お互いの収入が割り勘をするかどうかの判断材料となるため、収入も含めてよく話し合うことが大切です。