「友達が失恋して落ち込んでいるけど、慰め方が分からない」
このように悩んでいる人はいませんか?
仲の良い友達が告白して振られたり、恋人に振られたりして落ち込んでしまうこともあります。
しかし「どのような言葉をかければいいのか分からず見守ることしかできない…」という人も多いでしょう。
失恋をした友人の慰め方には、いい例と悪い例があります。
この記事では、友達が失恋したときの慰め方のポイントや例文、してはいけないことを紹介していきます。
好きな人が失恋したときの慰め方も解説していますので、自分の周りの人が失恋したときにどうすればいいか知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。
- 失恋した友達を慰めるときに気を付けるポイントとは?
- 失恋時に慰めることでどのような効果がある?
- 失恋した友達にかける言葉は何がいい?
- 好きな人が失恋したときにするべき慰め方とは?
- 好きな人が失恋したときにしてはいけない慰め方とは?
- 失恋した人を慰めるときのNGワードやしてはいけないこととは?
失恋した友達を慰めるときに気を付けるポイントとは?
「失恋した友達が毎日泣いているけど、どうすればいいか分からない」
「失恋した友達に元気になってほしい」
失恋した友達に対する慰め方を間違えると逆効果になってしまう場合があるため、注意が必要です。
まずは、失恋した友達を慰めるときに気を付けるポイントを紹介します。
- 友達の話に共感してあげる
- 友達が満足するまで話を聞いてあげる
- 自分は味方だということを示す
友達の話に共感してあげる
失恋した友達の慰め方で重要なのは、友達の話に共感してあげることです。
失恋したばかりの友達は「元恋人と別れたくなかった気持ち」「元恋人に対する不満や愚痴」「これからの恋愛に対する不安」などを話してくるでしょう。
そのようなとき、友達の話がどのような内容でも「そうだよね」「大変だったよね」などと共感してあげることが大切です。
友達が辛い話をしているときに自分の話にすり替えてしまう人がいますが、あなたの話を聞きたいとは思っていません。
また、落ち込んでいるときに意見をいわれると否定されたと思って余計に落ち込んでしまうため、話を聞いて共感することだけを意識しましょう。
友達が満足するまで話を聞いてあげる
友達が失恋で落ち込んでいるときは、友達が満足するまで話を聞いてあげましょう。
失恋したばかりの人は「1人でいたくない」「とにかく今の気持ちを誰かに聞いてほしい」と思っています。
そのような気持ちでいる友達の話を途中で遮ったり、面倒くさそうな雰囲気を出してしまうと、友達が傷ついてしまうかもしれません。
失恋した友達が「今日は話を聞いてくれてありがとう」「話したらすっきりしたからもう大丈夫そう」などと言うまでは、とことん話に付き合ってあげましょう。
自分は味方だということを示す
失恋した友達の慰め方で大切なことは「自分は味方だということを示す」ことです。
失恋などのショックが大きい経験をした後は何もやる気が起きず、自分は一人ぼっちなんだと思ってしまいやすいです。
無理していろいろな言葉をかけなくても「自分はいつでも味方だよ」とはっきり伝えてあげるだけで、その友達は安心するでしょう。
失恋時に慰めることでどのような効果がある?
「失恋時に友達を慰めようとしているけど、意味や効果があるの?」と疑問に思う人もいるでしょう。
実は、失恋時に慰めることで大きな効果を得られます。
相手のストレスを軽減、解消することができる
失恋時に慰めると、相手のストレスを軽減できたり解消できたりする効果があります。
あなたも、恋愛以外の場面でミスをしたときなどに「大丈夫だよ、気にしないで」と声をかけられて心が軽くなった経験はありませんか?
人は、落ち込んでいるときに自分を心配してくれたり慰めてくれたりする存在がいると、安心します。
失恋のストレスは想像以上に大きいため、失恋時に慰めると相手が救われたような気持になるでしょう。
自分1人だけで失恋から完全に立ち直れる人は少ないです。
慰めない方がいいのかな…余計なお世話だったらどうしよう…と悩まず「何かあったらいつでも呼んでね」と声をかけてあげましょう。
失恋した友達にかける言葉は何がいい?
続いては、失恋した友達にかける言葉は何がいいのか、紹介していきます。
- 「〇〇は悪くない」
- 「ご飯に行こう」「遊びに行こう」
- 「辛かったね」
- 「よく頑張った」
- 「もっといい出会いがある」
「〇〇は悪くない」
失恋した人は、以下のように自分を責めてしまいます。
- 自分に何か原因があったのではないか
- 自分がもっと努力すればよかったのではないか
その友達のせいで別れたわけではなかったとしても、失恋直後はこのように自分のことだけを責めてしまう人が多いです。
そのため、友達が自分を責めて思いつめないように「〇〇は悪くないよ」と、優しく声をかけてあげましょう。
「悪くない」と他人に言われると、それだけで心が軽くなる場合もあります。
「ご飯に行こう」「遊びに行こう」
「美味しいご飯を食べに行こう」「一緒に遊びに行こう!」などと、失恋とは関係ない言葉をかけるのもおすすめです。
美味しいものを食べたり遊んだりすれば、失恋のことを考える時間が少なくなります。友達が好きなものを食べに行ったり、行きたい場所を聞いて誘ったりしてあげると喜んでくれるでしょう。
しかし、この言葉は、失恋の悩みを一通り聞き終わってから言うのがおすすめです。
失恋してまだ時間が経っていないときや詳しく話を聞いていないうちに「遊びに行こう」などと誘うと「今はそんな気分じゃない」と怒らせてしまうかもしれません。
「辛かったね」
失恋した友達には「辛かったね」という言葉をかけてあげましょう。
シンプルな言葉ですが、つらい気持ちに共感してあげることは大切です。
かける言葉が見つからないときは、無理して何か言おうとするのではなく「辛かったね」と優しく声をかけ、相手の話を聞いてあげると心が落ち着くでしょう。
「よく頑張った」
恋愛をすると、恋人のために自分磨きをしたり歩み寄ったりしながら、努力しなければならない場面が多いです。
失恋したばかりの人は、これまでの自分の努力が無駄になったと考えて悲しくなってしまう場合があります。
そのため「辛かったね」というような共感の言葉の後に「よく頑張ったね」と声をかけてあげることがおすすめです。
これまで密かに努力してきたことを誰かに認めてもらえるだけで「頑張ってよかったな」と前向きな気持ちになれるでしょう。
「もっといい出会いがある」
失恋したばかりのときは「もう恋愛できないかもしれない」「この先自分を好きになってくれる人に出会えなかったらどうしよう」などと、ネガティブ思考に陥ってしまう場合があります。
失恋した友達が、落ち込んだ後に少し前向きになってきたタイミングであれば「もっといい出会いがある」というポジティブな言葉をかけてあげるのもおすすめです。
しかし、失恋直後や深く落ち込んでいるときは「もっといい出会いがある」という言葉をかけるのは避けたほうがいいです。
失恋したばかりのときは、心の中にまだ元恋人がいる状態だと考えられます。
元恋人が好きな気持ちが残っているときにそのような言葉をかけると「勝手に次の恋の話をしないでよ」と思われてしまうかもしれません。
好きな人が失恋したときにするべき慰め方とは?
続いては、自分の好きな人が失恋したときにするべき慰め方を紹介します。
- 話を聞いて、相手を褒めてあげる
- 食事やお出かけなどに誘う
話を聞いて、相手を褒めてあげる
友達が失恋したときと同じように、話をじっくり聞いてあげることがおすすめです。
好きな人の失恋した話を聞いていると、元恋人に未練があると知ってしまったりこんなに好きだったんだとショックを受けることもあるでしょう。
しかし、どのような内容であってもひたすら話を聞いて、共感してあげることが大切です。
辛いときにそばにいて話を聞いてくれた相手に対して、悪い感情を持つ人はいないでしょう。
また、会話の中でさりげなく相手を褒めてあげる方法も効果的です。
失恋したばかりの人は自分に自信がなくなっています。そんなときに自分のことを褒めてくれる相手がいると「優しいな」「自分のことをよく見てくれているんだ」と嬉しくなるはずです。
例えば、会話の中で以下のように褒めると違和感がないでしょう。
- 「〇〇くんっていつも仕事頑張っているよね」
- 「相手の気持ちを考えられるところが素敵だなって思うよ」
食事やお出かけなどに誘う
食事やお出かけなどに誘うのも、好きな人が失恋したときにするべき慰め方の一つです。
失恋した人は、1人になると失恋したことを思い出して悲しくなってしまいます。
失恋を少しでも忘れられるように、食事やお出かけに誘うと「慰めようとしてくれているのかな」と気付いてもらえるかもしれません。
食事やお出かけに誘うときは「何か食べたいものとか行きたいところはある?行こうよ」などと、相手の好みを聞き出してから誘ってみましょう。
好きな人が失恋したときにしてはいけない慰め方とは?
好きな人が失恋したときはあなたにとってチャンスですが、慰め方を間違えると嫌われてしまう可能性があるため注意が必要です。
ここでは、好きな人が失恋したときにしてはいけない慰め方を紹介します。
- 自分の好意をアピールする
- 相手の好きだった人を悪く言う
自分の好意をアピールする
好きな人が失恋したタイミングで、自分の好意をアピールするのはやめましょう。
失恋して落ち込んでいるタイミングで好意をアピールすると、失恋するのを待っていたように思われてしまう場合があります。
- 「失恋して嬉しいと思っているんだ」
- 「こんなタイミングで好意をアピールするなんてひどい」
このようにマイナスなイメージを与えてしまう可能性があるため、慰めるつもりであっても好意があることをアピールするのはやめましょう。
相手の好きだった人を悪く言う
好きな人が失恋したときに、相手の好きだった人を悪く言いたくなってしまうかもしれません。
しかし、相手はまだ元恋人のことが好きだったり忘れられなくて悲しんでいる可能性があります。
そのため、そのタイミングで好きだった人の悪口を言われると「関係ない人に元恋人を悪く言われたくない!」と怒ってしまうかもしれません。
自分の好きな人を振る相手に対していい感情は持てないかもしれませんが「〇〇くんを振るなんて最低だね」「〇〇ちゃんのことを何にも分かっていないんだよ、別れて正解だよ!」などと慰めるのはやめましょう。
失恋した人を慰めるときのNGワードやしてはいけないこととは?
最後に、失恋した人を慰めるときのNGワードやしてはいけないことを紹介します。
友人や好きな人のどちらにも当てはまるため、身近に失恋した人がいる場合は以下の点に気を付けましょう。
- 相手の気持ちを考えずにアドバイスをする
- 相手の話を聞かずに自分の話をする
- 相手の失恋を軽くとらえる
相手の気持ちを考えずにアドバイスをする
相手の気持ちを考えずにアドバイスをするのはやめましょう。
例えば、失恋して落ち込んでいる人に「早く次の恋愛を探そう!〇〇さんは魅力的だからすぐに新しい恋人が見つかるよ!」などとアドバイスをしたとします。
しかし、失恋した人は「元恋人にもう一度アプローチして復縁したい」と考えているのかもしれません。
このように、相手の気持ちを考えずにアドバイスをすると、傷つけてしまう場合があるため注意が必要です。
アドバイスをする際は、相手が失恋してどのような気持ちなのかをしっかり聞いたうえでするようにしましょう。
相手の話を聞かずに自分の話をする
相手の話を聞かずに自分の話をするのはやめましょう。
失恋した人は、失恋直後に誰かの経験談を聞きたいと思っていません。自分の話をとにかく聞いてほしいと思っています。
「私も昔失恋したとき~…」「私もこのまえ失恋したけど、すぐに立ち直れたから大丈夫だよ」などと自分の話をしてしまうと、相手は「あなたの話なんて聞いていない」と思うでしょう。
失恋した人の慰め方で大切なのは、たくさん話を聞いてあげることです。「あなたはこんなときどうする?」などと意見を聞かれたとき以外は、自分の話はしないことがおすすめです。
相手の失恋を軽くとらえる
相手の失恋を軽くとらえるのはやめましょう。
- 「まだ1カ月しか付き合っていないじゃん」
- 「失恋なんてすぐに忘れるよ!」
相手の失恋を軽くとらえた発言は、相手を傷つける原因になります。
あなたにとっては大したことないと思う失恋でも、相手にとっては大きな出来事です。
勝手に失恋を軽くとらえて発言したりアドバイスをしたりすると「何も分かってくれないんだな」と幻滅されてしまう場合もあるでしょう。
大切な友達や好きな人を慰めるときこそ、相手の悲しみに優しく寄り添ってあげることが大切です。
まとめ
今回は、失恋した人に対するおすすめの慰め方や、NGな行動を紹介してきました。
失恋した友達や好きな人を慰めるときは、相手の話に共感しながらひたすら話を聞いてあげたり、自分は味方であるということを伝えてあげましょう。
また、失恋した人には「辛かったね」「よく頑張ったね」などと悲しい気持ちに寄り添うような言葉をかけることがおすすめです。
好きな人が失恋した際は、慰め方によって相手に悪い印象を与えてしまう場合があります。好きな人が失恋したときに好意をアピールしたり、相手の好きだった人の悪口を言うのはやめましょう。
自分の大切な人が失恋したときは、相手の気持ちに寄り添う慰め方を意識してください。