「大好きな人に振られてしまった」
「失恋の辛い気持ちが消えない…」
失恋をすると、このように辛い気持ちからなかなか抜け出せません。失恋が原因で眠れないこともあるでしょう。
不眠になる理由は、ストレスや携帯・PCの見過ぎなどがあります。
この記事では、失恋して眠れなくなってしまう原因や対処法、眠れないときのNG行動などを解説していきます。
失恋で眠れないときに自分の中で何が起こってるのか気になる人や、今の状況から早く抜け出したい人は、ぜひご覧ください。
- 失恋が原因で眠れなくなる理由とは?
- 失恋で眠れないときに体内では何が起こっている?
- 失恋で眠れないという人の特徴とは?
- 失恋が原因で眠れないときの対処法とは?
- 失恋が原因で眠れないときにしてはいけないこと
- 失恋で眠れない方におすすめのリラックスできるツボとは?
失恋が原因で眠れなくなる理由とは?
失恋してから寝つきが悪くなった・寝てもすぐに目覚めてしまうという経験がある人はいませんか?今までは眠れないことなんてなかったのに、失恋がきっかけで眠れなくなってしまう人は多いです。
まずは、失恋が原因で眠れなくなる理由を解説します。
- 失恋の原因を理解できていない
- 1人で過ごす寂しさ
- 失恋を後悔している
失恋の原因を理解できていない
失恋の原因を理解できていないことが理由で、眠れなくなってしまう人がいます。
- 理由を教えてもらえないまま別れ話をされてしまった
- 告白したけど連絡が返ってこない
- 恋人と自然消滅してしまった
このように失恋してしまった場合、失恋の原因が分からないままモヤモヤしてしまいます。
失恋の原因が分からないと「どうして振られてしまったのかな」「まだよりを戻せる可能性はあるのかな」など、さまざまなことを考えて眠れなくなる人が多いです。
失恋した理由がはっきりと分かっていれば、時間が経つにつれて失恋の傷が癒えます。しかし原因が分からないと、元恋人を諦めきれずに悲しい気持ちを引きずってしまうでしょう。
1人で過ごす寂しさ
1人で過ごす寂しさから、眠れなくなってしまう人もいます。
付き合っているときは、休日や仕事終わりに恋人と2人で過ごす時間が多かったのではないでしょうか。失恋すると、何をするにも1人になってしまうため、寂しさを強く感じやすいです。
寂しさが強くなると、失恋したときのことや今後のことを考えてしまい、なかなか眠れなくなるでしょう。
失恋を後悔している
失恋を後悔していることが、眠れない原因になってしまう場合もあるでしょう。
- あのとき別れなければよかった
- 元恋人のことをもっと大切にすればよかった
- 自分から振ってしまったけど、後悔している
このような気持ちでいると、別れた恋人のことばかり考えてしまいます。特に寝る前は一人きりで考え事をしやすいため、別れた恋人のことを思い出しやすいです。
楽しかった出来事や幸せな時間を思い出し「別れなければよかった」「もっと歩み寄ればよかった」と後悔して眠れなくなる人も多いでしょう。
失恋で眠れないときに体内では何が起こっている?
失恋で眠れないという経験がある人は、なぜ眠れないのか気になるのではないでしょうか。眠れないときは、体内で分泌される物質やホルモンなどが関係している場合があります。
ここからは、失恋で眠れないときに体内では何が起こっているのか、解説していきます。
- 脳内のドーパミンの供給量が減ってしまっている
- コルチゾールの供給量が増えてしまっている
- コルチゾールが増えることで、セロトニンの供給が減る
脳内のドーパミンの供給量が減ってしまっている
失恋で眠れないときは、脳内のドーパミンの供給量が減ってしまっていると考えられます。
ドーパミンは神経伝達物質の一つで、幸福感や意欲など、心の機能に大きな影響を与えるといわれています。
恋をしているときはドーパミンがたくさん出るため幸福感が強くなりますが、失恋したときはドーパミンの供給量が一気に減ってしまっている状態です。
失恋の悲しさに加えてドーパミンの供給量が減ることで、心にぽっかりと穴が開いたような気分になるでしょう。
コルチゾールの供給量が増えてしまっている
失恋で眠れないときは、コルチゾールの供給量が増えてしまっている状態です。
コルチゾールとはストレスホルモンと呼ばれる物質で、失恋したタイミングで副腎皮質がコルチゾールを分泌します。
コルチゾールの供給量が増えると、どんどんストレスを感じてしまうため、失恋についてより深く考えすぎてしまったりショックが大きくなったりすることがあります。
コルチゾールが増えることで、セロトニンの供給が減る
失恋して眠れないときは、体内でコルチゾールが増えてセロトニンの供給が減っているといわれています。
ストレスホルモンと呼ばれる「コルチゾール」は、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の分泌を阻害します。
セロトニンは、ドーパミンなどの調整を行って交感神経と副交感神経のバランスを整える役割を担っており、睡眠に大きな影響を与える物質です。
セロトニンが不足すると自律神経が乱れてしまい、眠れない原因になってしまうと考えられるでしょう。
失恋で眠れないという人の特徴とは?
失恋してもよく眠れる人・眠れない人は、性格や考え方の違いによって分かれます。
ここでは、失恋で眠れないという人の特徴を解説します。
失恋で眠れないと悩んでいる人は、ここで紹介する特徴に当てはまっている可能性が高いです。
- ネガティブ思考
- スマホや携帯に依存している
- 元恋人に依存していた
ネガティブ思考
恋愛に限らず、常にネガティブ思考の人は、失恋で眠れないことが多いです。
- 失敗すると、自分のせいだと感じて自分だけを責めてしまう
- どうせ自分なんて…といつも思っている
このような考え方をしている人はいませんか?
ネガティブ思考の人は、失恋したときも全ての原因を自分だと思い込んだり、どんどん悪い方向へ考えてしまったりするでしょう。
「あのときの一言が原因で別れを告げられたんだ」「自分が魅力的じゃないから振られたんだ」などと思っていても、状況は何も変わりません。
ネガティブ思考だと、なかなか自分の負の考えから抜け出せないため、時間が経っても失恋の傷が癒えにくいです。
スマホや携帯に依存している
スマホや携帯に依存していることも、失恋で眠れなくなる人の特徴の一つです。
スマホや携帯からは、ブルーライトが出ています。ブルーライトは太陽光や照明にも含まれており、寝る前に長時間見ると脳が昼間だと勘違いして、覚醒してしまいます。
そのため、1日中スマホを見ていたり寝る前に何時間も携帯を触ってしまう人は、体内時計がくるってしまい眠れなくなってしまうでしょう。
特にスマホ依存の人は失恋した際、別れた恋人のSNSをチェックしたり、失恋についてネットで調べたりする傾向があります。
なかなか眠れなくて悩んでいる人は、寝る時間の3時間前からスマホをなるべく触らないようにしてみましょう。
元恋人に依存していた
元恋人に依存していたことも、失恋で眠れなくなる人の特徴です。
恋人に依存してしまうタイプの人は、恋愛が第一優先の生活を送ってきたのではないでしょうか。
友人や家族の予定よりも恋人との予定を優先したり「恋人がいないとダメ」と思っていた場合、生活のメインだった恋人がいなくなったことで大きな喪失感を感じてしまいます。
恋愛しているときに「恋人と一緒にいるときだけが幸せを感じる」などと思っている人は、依存体質かもしれません。
恋人に依存しておらず、友人との時間を楽しめたり1人の時間を上手に使える人は、眠れなくなったり長い期間失恋を引きずったりしないでしょう。
失恋が原因で眠れないときの対処法とは?
続いて、失恋が原因で眠れないときの対処法を紹介します。
失恋で眠れないときは、失恋のことを考える時間を減らし、気分転換することが大切です。
- 音楽や映画などリラックスできる時間を過ごす
- 仲の良い友人と遊んだり、話を聞いてもらう
- 趣味に没頭する
音楽や映画などリラックスできる時間を過ごす
失恋が原因で眠れないときは、自分の好きな音楽を聴いたり映画を観たりしてリラックスできる時間を過ごしましょう。
眠れないときは、心が穏やかではなくリラックスできていない状態だと考えられます。自分の好きな音楽を聴けば、自然とリラックス状態になれるかもしれません。
また、幸せな気持ちになれる映画や動物などが登場する映画などを観て、癒される方法もおすすめです。音楽や映画以外でも、自分の心をリラックスさせるための方法があれば、積極的に試してみましょう。
仲の良い友人と遊んだり、話を聞いてもらう
仲の良い友人と遊んだり、話を聞いてもらったりする方法もおすすめです。
失恋で眠れないときは、まだ心の中に元恋人がいたり、モヤモヤした気持ちが残っていると考えられます。
そのようなときに仲の良い友人に話を聞いてもらえば、モヤモヤした気持ちがスッキリするかもしれません。
また、失恋のことを忘れるくらい楽しめるような、遊びの予定を立てることもおすすめです。テーマパークに行って1日中遊んだり一緒にショッピングをしたりして、友人との時間を思いっきり楽しみましょう。
このように、仲の良い友人と楽しい時間を過ごすだけで、失恋の傷が癒えて眠れるようになる場合もあります。
趣味に没頭する
失恋で眠れないときは、趣味に没頭することもおすすめです。
趣味に没頭しているときは、余計なことを考えずにすみます。スポーツ・料理・漫画など、どのようなジャンルでもいいので、趣味がある人は趣味を楽しむ時間を作りましょう。
趣味がない人は、失恋をきっかけに新しいことを始めてみてはいかがでしょうか。
お菓子作り・筋トレなど、すぐに始められる趣味はたくさんあります。
失恋が原因で眠れないときにしてはいけないこと
次に、失恋が原因で眠れないときにしてはいけないことを紹介します。
- 暴飲暴食をする
- 携帯電話を触り続ける
- 無理に出歩いたり、予定を作る
暴飲暴食をする
失恋して眠れないときに、暴飲暴食をするのはやめましょう。
一時的なストレスで暴飲暴食してしまう人は多いですが、暴飲暴食が癖になってしまい元に戻れなくなる可能性があります。
また、辛い気持ちを紛らわすためにお酒を毎日飲むのも危険です。お酒を飲まないと眠れなくなってしまったり、アルコール依存になってしまうこともあるでしょう。
暴飲暴食は一時的なストレス発散にはなりますが、根本的な解決にはつながりません。失恋の悲しさ・辛さから解放されたいときは、暴飲暴食ではなくリラックスできる方法を考えてみてください。
携帯電話を触り続ける
失恋が原因で眠れないときに、携帯電話を触り続けるのはやめましょう。
先ほどもお伝えしましたが、携帯電話を長時間見ることでブルーライトを浴びてしまい、眠れなくなる場合があります。
また、眠れたとしても眠りが浅くなり、途中で起きてしまうこともあるでしょう。
眠れないときに携帯電話を触ると、負のループに陥ってしまい更に眠れない状況が続いてしまいます。
どうしても眠れない・考え事をしてしまうという人は、携帯電話を触るのではなく本を読むことがおすすめです。
無理に出歩いたり、予定を作る
自分の意思で出歩いたり予定を作るのはいいですが、無理して出歩くのはおすすめできません。
無理して出歩いたり予定を作って遊びに行くことで、今以上に心が疲れてしまう場合があります。
失恋して眠れないときは、何よりもリラックスして心を落ち着かせることが大切です。
「外に出てみようかな」「遊びに行って気分転換がしたい!」と思うことができるまで、ゆっくり待ちましょう。
失恋で眠れない方におすすめのリラックスできるツボとは?
最後に、失恋で眠れない方におすすめのリラックスできるツボを紹介します。
ツボを刺激するときは、寝る直前ではなく30分~1時間前に行うことがおすすめです。ツボの場所や効果を解説しますので、どうしても眠れないときはぜひ試してみてください。
- 労宮
- 失眠
労宮
労宮(ろうきゅう)は、手のひらをぎゅっと握ったときに、人差し指と中指の間に来るツボのことです。
労宮は、快眠のツボの一つで、心を落ち着かせる効果があります。
優しい力加減で、10回程ツボを押してみましょう。
失眠
失眠(しつみん)は、足のかかとの真ん中にあるツボです。
ツボを押すときは、少し気持ちいいと感じるくらいがちょうどいいです。あまり強く刺激してしまうと、脳が覚醒してしまうため気を付けましょう。
失眠は、温めるだけでも効果があります。寒い時期は、ツボを押すのではなく湯たんぽなどで温めてみるのもおすすめです。
まとめ
この記事では、失恋で眠れなくなる原因や対処法、眠れないときにしてはいけないことなどを紹介してきました。
失恋の原因を理解できていなかったり、失恋を後悔している場合、眠れなくなってしまう場合があります。
眠れない原因は、体内のドーパミンやコルチゾールなどの物質が関わっているといわれていますが、ネガティブ思考の人や依存体質の人は不眠になりやすいです。
失恋が原因で眠れないときは、自分が好きな音楽や映画でリラックスしたり、仲の良い友人と遊んだりして心を落ち着かせましょう。
いろいろ試したけれど眠れない場合は、快眠のツボをおしてみることもおすすめです。薄暗い部屋で、寝る30分~1時間前にツボを刺激すると眠れる場合がありますよ。
失恋が原因で眠れないのは辛いですが、抜け出すためにできることから試してみましょう。