2023.02.10 Omiaiレポート

イマドキ世代のバレンタイン③~どうなる?これからのバレンタイン

全3回に渡ってお届けする「イマドキ世代のバレンタイン」、最終回の今回はイマドキ世代の男女による座談会の様子です。

ここまでのアンケート調査結果や専門家の見解から、“ イマドキ世代のバレンタイン意識 ” が見えてきました。
そこで!イマドキ世代ならではのリアルなバレンタイン事情をキャッチすべく、20 代の男女4人に集まってもらい座談会を実施。これからのバレンタインはどうなっていくと思うか、語り合ってもらいました!

バレンタインは相手との距離が近づく日!

ーここでは 20 代の方々が思うバレンタイン事情について語っていただきたいのですが、みなさんにとってバレンタインとはどのような存在ですか?

阿倍野●僕がバレンタインという行事を意識しはじめたのがおそらく小学校のときで、当時は好きな男の子に対して、女の子がチョコレートを贈るというものでした。
子供の頃は何度かもらったことはありましたが、「義理チョコ」だったので特に印象に残っていることはありません(笑)。大学生になって彼女ができてから、何となく気にするようになったという感じで。


倍野隆夫さん
1996年生まれ、神奈川県出身。
アパレル 26 歳

岡村●僕も同じで、そこまでバレンタインを意識したことはなかったですね。あと今回のアンケート結果を見て驚いたのですが、「逆チョコ」は聞いたことがなかったです。
男性の場合は女性から贈られる、いわば受け身の側だったので、僕には女性に贈るという発想がなかったのかもしれません。

ー Omiai Report 独自にアンケート調査したところ、バレンタインデーに女性へプレゼントを贈ることに対して、37.0% の男性が賛成していました。

岡村●そういった「逆チョコ」の習慣って、僕らよりももっと若い子たち、10 代の学生さんとかじゃないかな。

現代の「逆チョコ」は「友チョコ」が進化したもの!?

西川●たしかに、男の人からチョコを渡す習慣はなかったと思う。


西川たまみさん
2001年生まれ、埼玉県出身。
学生 21歳

岡村●そうそう。女性からチョコをもらったら3月14日のホワイトデーにお返しをするぐらいの感覚ですね。
ただ、バレンタインに女性から何ももらわなかったけど、ホワイトデーに何かを贈るとなると、それは好きっていう気持ちがあるんでしょうね。そういう人っているのかな?

阿倍野●ホワイトデーに男性から女性に告白した友達はいたよ!

岡村●あ、そう! やっぱりそういう人もいるんだね!

吉岡●「逆チョコ」は私も経験がないかも(笑)。バレンタインに告白したこともなくて、お付き合いをしている人がいた時に、彼氏に渡したくらいかな。あ、でも女子同士で渡す「友チョコ」はあった!

西川●あ、私もそれ(笑)。女子全員でチョコを渡し合うみたいな。

吉岡●そうそう(笑)!

阿倍野●そういう意味では今の「逆チョコ」って、「友チョコ」が進化したようなものなのかもね。異性の友達同士の間で交わされる新しい習慣みたいな。

バレタインは今後、女性のための日に進化する?

ーそこには、恋愛における相手との距離を縮めたいという気持ちもあったり?


岡村真司さん
1995年生まれ、岡山県出身。
自営業 27歳

西川●あると思いますよ。
あとバレンタインに関係なく、例えば何かのお礼とかで LINE ギフトを贈ったりすることがわりと日常的になっているから、男性から女性、または女性から男性とかって関係なく、人に何かを贈ることに対する敷居は昔よりも低くなっているような気がするな。
だから「逆チョコ」って、恋心を相手に伝えるということ以外にも、そういう友達同士の絆というか、関係性を深めたり確かめたりする要素も含まれているような気がする。

岡村●あー、たしかに。それはあるかもね。

吉岡●もちろん、バレンタイン自体が恋愛のきっかけ作りの日っていうのは、今もそうなんだと思う。実際に相手との距離を近づけるための手段として使っている人もいるから。

ーつまり、恋愛におけるジャブ的なツールとしてバレンタインを活用している人は今でも一定数いると?


吉岡美優紀さん
2001年生まれ、東京出身。
学生 21歳

吉岡●私はそう思います。

西川●あとこれは個人的な感想なんですけど、最近のバレンタインは、男女の恋愛の日という昔ながらの印象は残しつつも、どちらかというと女の子のためのイベントっていう感じになっているような気がします。
例えば、バレンタインを盛り上げているお店の店内は赤やピンクなどで彩られていますし、そういう女性を意識したコンセプトカラー事情などを踏まえると、女性向けのイベントなのかなって。
今後はどんどんその要素が強くなっていくような気がします。

吉岡●あー、たしかにそれはあるかもね。最近は特に女の子の友達同士でチョコを贈り合うみたいなことが増えたような気がする。
いわゆる「友チョコ」なんだと思うけど、でもそれって女子にとっては意外と重要なことなのかも。さっきの話じゃないけど、友達同士の絆というか友情を深めたりすることに繋がるから。
男性はあまりそういうことはないかもしれないけど、女性同士って関係性を構築していくうえで、そういう細かなやりとりみたいなことが、わりと重要だったりするから。
だからバレンタインって、女子にとっては恋愛的な要素もあり、またチョコレートに関してはコミュニケーションツールの一つなのかもね。

西川●わかる(笑)! 女の子ってそういうのあるよね。

ー仮にバレンタインが友情を深め合う「友チョコ」主流になるのであれば、男性からの「逆チョコ」は今よりも有効的なジャブになりそうですよね。

座談会出席者4人の、気になる今年のバレンタインは…?

岡村●え、じゃあ今年のバレンタインは「逆チョコ」しちゃう(笑)?

阿倍野●残念ながら相手がいないっていう…(笑)。ただ、せっかくこういう話し合いの場に参加させてもらったので、自分にチョコを買うなど、それっぽいことはしたいかな(笑)。

岡村●あ、それ俺も同じだわ…(笑)。ちなみに女性陣は、今年のバレンタインデーの予定は?

西川●私は特に渡す人もいないから、自分へのご褒美に何か買おうかなと思ってる…。

吉岡●私も自分に買うかな…(笑)。

西川●え !? みんな「特になし」ってこと !? ちょっとみんなバレンタインの座談会に出ている場合じゃないでしょ(笑)! まずは相手を見つけなきゃ。

令和の時代のバレンタイン

恋愛ツールとして機能している!

イマドキ世代は、バレンタインデーを愛の告白など、恋愛における最重要イベントと捉えているわけではなさそうです。
どちらかと言うと、意中の相手との距離を少しでも縮めたり、さり気なく思いを伝えるためのチャンスという認識。

一方で、友人や家族、同僚などに感謝の気持ちを伝える日という意識も強いことがわかりました。
アンケート調査において、バレンタインデーにアプローチをすることで、相手との距離が縮まり、ふたりの関係性が良い方へ向かうケースが多いと判明したことも加味すると、昨今のメディア報道では “ バレンタイン=恋愛の日 ”という論調は目立たないものの、10 代~ 20 代にとってはまだまだ恋愛ツールとして機能しているとみていいのではないでしょうか。

■調査概要
調査名称:バレンタインデーについてのアンケート
調査期間:2023 年1月11日
調査対象:全国、15~29歳の男女
調査数 :800名
調査方法:Webアンケート

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URL:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000004974.html

▶︎第1回記事はこちら:イマドキ世代のバレンタイン①~バレンタインっていったい何の日

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