2022.12.03 Omiaiレポート

匂いと恋の意外な関係~①ヒトはどうやって匂いを感じるの?・②「キュン」っとする匂いって何だろう?~

人間は嗅覚で遺伝子レベルの相性を判断している場合があると言われています。種の繁栄などのため、女性は本能的に相手の体臭を嗅ぎ取っているそう。匂いや体臭を研究して恋愛の直感力に活かすのもアリかも!?

ついつい気になってしまう香りや嗅覚の男女差、匂いと記憶の関係性など、Omiai Report 独自のアンケート結果とともに、嗅覚に関わる恋愛事情をお届けします。

ヒトはどうやって匂いを感じるの?

五感の中で嗅覚のみ理性が効かない?

嗅覚からの情報は、本能に直接作用するため“理性”とは別に働きます。それは匂いの情報が嗅細胞を介して、喜怒哀楽などの感情を司る大脳辺縁系の扁桃体や海馬に直接つながっているため。

一方、視覚や聴覚、味覚などの他の感覚は、視床という部位を経由して情報が伝わるので “ 理性 ” が先に働いてしまうと言われています。これを恋愛に置き換えて考えると、「匂い」で一度嫌われてしまうと、そこに“理性”が介在しないため挽回するのが非常に難しい、ということになります。

ちなみに、匂いを感知する神経が人間には約 500 万個あるのだそう。その組み合わせは無限で、数十万種類あると言われる匂い物質を嗅ぎ分けることができます。恋愛において匂いは大変重要な攻略ポイントだと言えます。

「キュン」っとする匂いって何だろう

男女年代別好きな匂いランキング発表。令和版、好印象の匂いとは?

匂いがその人の印象や好感度を左右する、とはよくある話。「異性に対して好意を持つ匂い」は果たしてどんな匂いなのか、都市部に居住する15~59歳の男女500名に独自のアンケートを実施しました。


男女いずれも好印象で上位にランクインしたのは、シャンプーと石鹸の匂いでした
(グラフ①)。シャンプーの匂いは 56.4%、石鹸の匂い52.0%の支持を集め、半数以上の人が好意的な匂いと感じています。
意外にも10 代の男性は「家の匂い」に好反応を示した割合が 42.0%という結果(グラフ②)。また、男性の年代が上がるにつれて、石鹸の匂いが好きだという事実が発覚(グラフ③)。
20 代が 50.0%、30 代と 40 代がそれぞれ52.0%、50 代に関しては 66.0%という数字になりました。男性は、歳を重ねるごとに、ほのかに香る石鹸の清潔感に安らぎを求めているのかもしれません。


一方、30 代の女性は香水の匂いに好感 度が 高く支持率は52.0%を集めました(グラフ④)。
ファッションとしても艶っぽさ感じるフレグランスの香りにグッとくる年代なのかもしれません。しかし、香水の匂いも 50 代女性には過度なようで、反感を持ったことがある人が 44.0%もいました。


また、お酒やタバコのニオイに関しては、年代や男女差でもギャップがあるようです。
お酒のニオイは 30代女性で72.0%、40代女性で 74.0%が不支持(グラフ⑤)。タバコのニオイは 30 代と 40 代で74.0%、50 代で 80.0%がネガティブな反応を示しました(グラフ⑥)。
体臭に関してネガティブな反応を示したのは、男性は 10 代と 20代が 8.0%、30 代が 6.0%、40 代が 10.0%、50 代が 14.0%なのに対し、女性は 10 代が 10.0%、20 代が 12.0%、30 代が 16.0%、40 代と 50 代が 36.0%という結果に(グラフ⑦)。
男性よりもやはり女性の方がネガティブに感じやすいため、こと体臭に関してはなるべく無臭に徹することが有効的なアプローチなのかもしれません。

▶NEXT:匂いと恋の意外な関係~③男女と匂いの関係性。モテル匂いとは?嫌われるニオイとは?~

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