恋愛偏差値が高いとか恋愛弱者といった言葉もありますが、結局は「モテる」か「モテないか」ではないでしょうか。
つまり気になるのは、どういう人が「モテる」のか、ということ!
ちなみに広辞苑によると「もてる」とは「もてはやされる。ちやほやされる。人気がある」の意味。
つまり「モテる」とは、「多くの人から好かれる魅力的な人物」とも定義できます。では一体、令和の時代における「モテる」人とは、どのような人物なのでしょうか。Omiai Report 独自のアンケート調査を実施し、見た目と内面、今 “モテる” 男・女像に迫ります。
モテ顔に世代は関係なし!モテる顔はどの世代からもモテる
世代によって意見が割れるかと予想していた「顔がタイプの芸能人」調査ですが、票が集中する人気者は世代を超えて愛されている様子。
男性から圧倒的人気の新垣結衣は、20 代~ 40 代までの 1 位に加え、10 代と 50 代でもTOP5に入る評価を獲得しました。次いで人気なのは 1,000 年に 1 人の美少女と言われた橋本環奈。3 位はあらゆる人気ランキング常連の綾瀬はるかという結果に。
男性が好む女性芸能人は、新垣結衣や綾瀬はるかのような癒し系美人顔と、橋本環奈や広瀬すずのように印象的な目をしたキュート顔のどちらかが好き、という傾向が見えてきました。
一方、女性のランキング(※次頁)では若手からベテランまで多彩な顔触れ。国宝級イケメンと呼ばれる横浜流星と吉沢亮が総合順位の1 位と 2 位を飾るなか、永遠のイケメンとも言える福山雅治と竹野内豊が総合 4 位と 5 位にランクイン。さらに令和のイケオジ代表、西島秀俊が 20 代、30 代、50 代からの支持を集めているところを見ると、歳上好きの女性が一定数いるようにも感じとれます。
また、「モテる人物像はメディアの影響を受けることがある」と鬼頭先生(明治学院大学 社会学部 社会学科 准教授)が指摘するように、こう見ると、男女とも圧倒的にメディア露出度の高い人たちがランクインしているのは明らか。
福山雅治や竹野内豊はもちろん今も活躍されていますが、40 代 50 代は 1990 年前後に一世風靡したトレンディドラマ時代からの変わらぬ一途な想いがあるのかもしれません。
※全国、15 ~ 59 歳の男女。各世代 500 名×男女、計 5,000 名にアンケート調査。
スーパーモテ顔は、意外にもすっきり顔!?
Omiai Report 編集部では「顔がタイプの芸能人」ランキングをもとに、各世代で 1 位だった芸能人の顔を合成した「スーパーモテ顔」を導き出す独自企画にチャレンジしました。
女性版スーパーモテ顔では、新垣結衣、橋本環奈、綾瀬はるかをブレンドするという贅沢さ。男性版スーパーモテ顔では、横浜流星、吉沢亮、佐藤健、福山雅治による夢の融合です。
どんな顔が誕生するのか様々な想像が膨らみましたが、美人と美人はブレンドしても美人。イケメンとイケメンが融合すると当然イケメンに…。
正直、モテ顔を合成するとおもしろい顔になるのではという期待もありましたが、結果はご覧の通り。この理由を、対人関係の研究をされている鬼頭先生に解説いただきました。
また、一般的に左右対称な顔の方が好まれるという研究データも。顔の左右対称性は免疫力にも関係していて、健康の証であるという研究結果があります。つまり、人は相手の顔を見たとき、本能的に「優良」であるかどうかを察知し、そこで魅力的かどうかを判断しているのです。「顔がタイプの芸能人」ランキングにあがった方々を見ても、歪みのない左右対称のお顔立ちですよ。
鬼頭美江先生
専門分野は、恋愛関係や友人関係などの対人関係。
対人関係の社会差を明らかにし、その社会差がなぜ生じるのかというメカニズムについて 20 年以上研究している。近年では、日本の婚活イベントやマッチングアプリについても積極的に研究を進めている。
女性は顔と人柄を別々に見ている
今回の企画では「顔がタイプの芸能人」だけではなく、「人柄がタイプの芸能人」についてもアンケート調査を実施。意外な結果が見えてきました。
男性の TOP5 は綾瀬はるか、新垣結衣、橋本環奈、浜辺美波、広瀬すずという順で、「顔がタイプの芸能人」とほぼ同じ名前がランクイン。これに対して、女性はかなり違いのある結果に。TOP5を見てみると大泉洋、ムロツヨシ、平野紫耀、西島秀俊、菅田将暉という顔ぶれになりました。
女性は顔と人柄に対する好感度が異なるのに対し、男性は「かわいい人は性格もいい」という単純明快さ。本能的に相手をしっかり見極めようとする女性と、ポジティブな思い込みが強い男性との違いが浮き彫りになりました。