全4回に渡ってお届けする「2023年最新版 新成人の主張」、第2回の今回は新成人の恋愛についてです。
新成人が最も恋愛に関心あり!
新成人の「恋愛への関心度」(グラフ④)を見ると、「関心がある/やや関心がある」と回答した男性は 52.9%、女性は 70.6%。男女ともに半数以上が「恋愛に関心がある」という結果に!
世の中的には「若者の恋愛離れ」といわれているものの、意外な事実が浮き彫りになりました。
一方、他世代との比較データ(グラフ⑤)を見てみると「関心がある/やや関心がある」という人は 20 代が 46.0% 、30代が 39.0%、40代が 43.0%、50 代が 31.0%という結果に。
40代を除くと、年齢に応じて恋愛に対する関心が下がってくることが明らかになりました。
新成人の約半数が性にも意欲的!
新成人のセックスに対する関心度を聞くと、男性の 57.8%、女性の 42.0%が「関心あり/やや関心あり」と回答(グラフ⑥)。
恋愛への関心と比較すると、女性はセックスよりも恋愛に対する関心が高く、男性は恋愛よりもセックスに対する関心が高いという結果に。
21 歳以上の調査結果(グラフ⑦)を見ると、20 代は 47.0% 、30代は 43.0%、40 代は 48.0%、50 代は 39.0%という結果に。
恋愛に対する関心度の調査データと合わせ見ると、意外にも30代が恋愛とセックスに対して関心が低いということがわかりました。
仕事や子育てが忙しいタイミングなのか、今は恋愛やセックスどころではないという人が多いのかもしれません。
20 歳/女性
私自身も興味あるし、周りでも「彼女欲しい」「彼氏欲しい」って言っている人が多いです。
興味がない人は、関心がないというより、他に優先すべきことがあるみたいなイメージがあるかも。
18歳/男性
クリスマスの時期は「彼女欲しい」「彼氏欲しい」とはよく聞きます。
でもセックスに関しては、周りに経験者があまりいないので、そういうものに興味が湧きません。
恋愛・セックスに関心はあるけど、新成人は忙しすぎる!
趣味や友人、家族との時間で忙しく恋愛どころではない!?
新成人に「積極的に時間を割いていること」について聞くと、「趣味」が 44.5%で一番多い結果に(グラフ⑧)。
その「趣味」の詳細を見ると「YouTube」「推し活」「ゲーム」を挙げる人が多く、デジタルネイティブ世代の新成人はオンラインで中毒性の高い趣味に没頭する傾向があるのかもしれません。
さらに、調査結果を見てみると、友人や家族を過ごす時間を大切にする人も多く、勉強やアルバイトにも時間を割かなくてはならず、とにかく多忙。
恋愛どころではないというのが新成人の本音なのかもしれません。
18 歳/男性
自分が時間を割いていることは、友達との遊びです。個人的な趣味は、推しのライバーさんの配信を見ること。
「推し活」している人も結構多くて、「推しがいるから恋愛なんてしなくていい!」という人も多いですよ。
新成人はどこからが「デート」?
デートの定義は両思いが前提!
オンラインでの出会いが当たり前になってきた昨今。 新世代は「デート」の定義について全く新しい捉え方をしているのではないでしょうか。
そこで、新成人を対象にデートの定義について聞いてみました(グラフ⑨)。
すると、「恋人や夫婦でなくても、お互い好意を持つ男女 2 人が出かけること」が 51.1%で 1 位。僅差で「恋人や夫婦が 2 人で出かけること」が 49.7%で 2 位という結果になりました。
「恋人や夫婦でなくとも、片方が好意を持つ男女2人が出かけること」と答えた方は18.6%。「お互い好意はなくとも、男女が2人で出かけること」と答えた方は 13.6%。
新成人のデートの定義は「両思いであること」が前提にあるようです。新成人の「デート」の定義を見ると、硬派な人が多いという結果に。
20 歳/女性
自分が友達感覚で遊びに行ってたのに、相手から「これはデートだよ」って言われたら、ちょっと嫌かも。
デートなら、好意があると伝えてくれた上で誘われたいです。
20 歳/女性
その時は好意がなくても、そのお出かけをきっかけに恋愛関係に発展することはあるかも。
今は意識していなくても、そうなる可能性が少しでもあれば、デートとして認識します。