全5回に渡ってお届けする「Xmasデートを考える2022」、第4回の今回はXmasの理想的なプレゼントについてです。
プレゼントの価値は値段にあらず
相手が笑顔になる心のこもったものがベスト
「恋人にどのようなプレゼントをあげたい?(グラフ⑥)」のアンケートでは、男女ともに「日頃から欲しがっているものをあげたい」という声が圧倒的で男性が 20.4%、女性が 27.8%(特にないを除く)。
ところが、「恋人にどのようなプレゼントをもらいたい?(グラフ⑦)」のアンケートでは、「特にない」が最多(男性 50.4%、女性 46.0%)で、次いで「真剣に選んでくれたプレゼント」を求める声が多い(男性15.2%、女性 15.2%)という結果に。
相手が「欲しがっているプレゼント」を贈りたいけれど、もらうプレゼントは「特にリクエストはない」し「真剣に選んでくれたもの」であれば嬉しいという何とも謙虚な意識が見えてきました。
また、具体的なプレゼントを贈る“有形派”だけでなく、恋人と一緒の時間を過ごしたいという“無形派”が一定数(「デートや旅行など一緒に体験できること」男性 11.2%、女性 12.0%、「クリスマスディナーなどリッチな食事」男性 4.0%、女性 5.0%)見られたのも興味深いデータです。
費用面では、女性は恋人からもらうプレゼントの期待額が高いという結果が Omiai Report vol. 「男と女の恋愛経済学 」でも出ていましたが、それは本企画の調査でも実証されました。
「自分がプレゼントにかける費用と、恋人にかけて欲しい費用(グラフ⑧)」のアンケートでは、全世代の女性が相手のために支払うプレゼント費よりも、恋人からもらうプレゼントの期待額が上回ることが判明しました。
特に50 代女性は期待額が 27,479 円なのに対し、自分がかけるプレゼント費は17,014円と10,465円の差が!
一方で10 代男性は頑張っていて、期待額は 6,213 円なのに恋人には 13,404 円のプレゼントを贈るという驚きの結果が出ました。
また恋人の有無に関わらず年収ごとに見ると、男性は年収 299 万円以下でも 2 万円以上のプレゼントを贈りたいという意見が 28.4%と多数(グラフ⑨)。
これに対し女性は、年収 500 万円以上で 5 万円以上のプレゼントを期待している人が 27.3%もいたりと(グラフ⑩)、高年収の女性ほど見返りを強く期待していることがわかりました。
最近では食事つきのクルーズや温泉旅行、ホテルの宿泊など、Xmas 向けの特別なプランがたくさんあります。婚活中の人は、同じ空間で時間をともにすることで、関係性がより深まると思います。
物であればフェスティブシーズンであるこの時期、アクセサリーや雑貨など、Xmasでしか楽しめない特別なものをブランドやショップで準備しているので、そういった商品を贈るのもありです。
例えばイニシャルを入れるなど、アイテムをカスタマイズして特別感を高めてみては?
カスタマイズ以外で特別感を加えるなら、メッセージカードがおすすめ。選んだ理由や相手への気持ちなどをひと言でも直筆で添えることで、心がこもった雰囲気が伝わります。知り合ったばかりで何を贈ればいいか迷っている人は、花束+メッセージカードであれば、気持ちが伝わると思います。
とにかく、何を贈るにも大事なことは、相手のプロファイリング。普段どんなファッションでどんなライフスタイルなのかなど、相手の趣味嗜好を知ること。今からでも遅くはないので意中の相手がいる人はぜひ実践してください。
男性に注意してほしいのが、女性に美容やコスメグッズを贈ること。
多くのブランドからXmas 限定のアイテムが出ていますが、個人の好みや肌質の違いもあるので、よほど自分もスキンケアに詳しくて、なおかつ相手の好みを熟知している人以外は手を出さない方が賢明です。
真野知子さん
雑誌「an・an」「professional wedding 」で連載。
「マツコの知らない世界」ほかテレビ出演多数。
手土産など日常的なギフトからハレの日の贈りものまで様々な媒体で多彩な贈りものシーンに合わせてギフトをセレクト。
http://gift-code.jugem.jp/?pid=1
▶前回:Xmasデートを考える2022~③Xmasの理想的なファッションって何?~